カテゴリー「経済・政治・国際」の143件の記事

2014.05.09

20歳ですか? それとも18歳ですか? いいえ...

 衆院本会議で国民投票法の改正案が通ったらしいのだが、ここでは国民投票年齢は20歳以上から18歳以上に引き下げるとされている。おそらくこの法案は参院でも可決されると思う。

 世界的に見ると18歳での選挙権取得というところが多く、日本が高くなっていると云われているのだが、果たして20歳での選挙権が遅いのかと云われると、現状からするとこれでも早く過ぎるのではないかと思うのである。そもそも20歳が成人年齢としてふさわしいかと云われるとかなり疑問である。

 成人としては、結婚をし、生計を立てるとなると20歳でも認めざるを得ないのだが、そうではない場合、社会的状況において学生という身分の者が多く、独立した個人と認め難いことが多い。

 更に日本の平均寿命の推移を見ると、この20歳という年齢のもつ人生に対するウエイトが変わっていることが判る。戦前の20歳と現在の20歳とでは同じ重みをもっているとは到底思えない。

 投票権について広く門戸を開けるということは意味のないことではないと思うのだが、それでも日本国民の精神的成熟度を考えると20歳というのはあまりにも幼すぎるのではないかと思う。齢を重ねたら成熟するわけではなく、そこに置かれているポジションも非常に重要なのである。過去において40歳では老熟を要求されたと想像しえ、実際にそうであったと思うのだが、現在では若造の域を脱しえない。

 あたし個人の感覚としては、投票権は30歳以上でもいいのではないかと思う。成人も同様である。そのくらい日本人は幼くなっていると思う。

 また、選挙権に上限の年齢制限を設けるべきという意見がある。これも理解できる話でもある。被選挙権も含めて、今後、検討すべきことなのだろうと思う。

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2014.05.08

景気は回復するのか

 2014年3月期の決算発表では、車や家電の大手企業の営業収益の良さが示されていたが、これらは円安や消費税増税に起因するもので、景気回復によるものであるとは思えない。好景気であるための条件のひとつは国民の金離れのよさにある。誰もが安心して消費できる状況になければ、景気は良くならない。

 まだまだ将来の不安があり、皆、貯蓄を壊そうという気にはなれない筈である。

 そのような考えると30年近く前に始まったバブル経済は、いかに金が巷に出回ったことか。今では貸し渋りしている銀行が当時は押し付けるようにして金を貸していた。流通する金は基本的には一定している。今、円安で大手メーカーが儲けているのは、ただ外貨が日本に入ってきているというだけである。30年前の糞好景気は、土地の架空の価値を担保にして、その分の金が節操もなく動いていたに他ならない。当時、高校生であったあたしにさえ、遠からず破たんするということは判る状況だった。

 そういった狂った好景気はもうおこることはないと思うが、今回の好成績がどのくらい今後の景気に影響を及ぼすかである。少なくとも数万人の給与は上がるのは間違いないだろうし、それがどこまで波及するか。

 全体的な景気の底上げになるようなことは見えてこないし、この3月期の数字というのは幻のような気がしてならないのである。

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2013.07.12

非正規労働者38.2%

 総務省が12年の就業構造基本調査を発表したが、非正規労働者は38.2%であったという。

 日本人労働者の4割がバイトや派遣なんですか。この数字には驚いた。もちろん主婦のパートとかも含まれるのだろうけど、それでも非正規の数値が高くはないですか。

 非正規でも若いうちはどうにか渡って行くことが出来るかもしれないが、やはり使い捨てされるのを覚悟しないといけないだろうし、あたしくらいの年齢になるともう勤務先は見つからない。昨年、40年来の悪友のところに遊びに行くと10年間ちかく契約社員で働いたのを解雇され、もう1年近く職が見つからないといっていた。厳しさはよくわかり、それから辛くて彼には連絡を取れずにいる。

 会社があらぬ方向を見るようになったのが気になる。昔は顧客や社員を大切にしてきたのが、いつの間にか株主とかを第一にするようになってきている。「物言う株主」なんていう言葉を耳にするようになったのだが、社会が投機家のために動くようになっては終わりである。今の日本はまさに投機家のための社会に成り下がろうとしている。

 金を出すけど口も出す。当たり前のような気がするが、度が過ぎるとイヤラシくなる。いちいち口を出さずに、だまって金を引き下げればいい。投機家に会社を経営する所以はない。

 ダウンサイジングによる解雇をリストラと云うようになった頃から日本はおかしくなり始めた。再構築と云う名の下で解雇を正当化し、社会もそれを許すようになった。当時、マスコミがリストラと云う言葉を使うたびに吐き気がしたものである。少女売春を援助交際と言っているのと同じレベルの意識の劣化である。

 労働者の流動化を政府は望んでいるようだが、日本の現状としては使い捨て要員を増やすだけである。職歴がスキルアップとして認められるようなところではまだしも、日本では終身雇用の歴史があまりにも長く、転職は信用問題にも繋がる。

 来年、この数字がどのように変るのが気になる。

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2012.09.12

注目に値しない新党発足

 ついに狂気を孕んだ党が立ち上がったようだ。王道を絶対に歩まないことを信条にしているとしか思えない党首の党はろくなものではない。

 法律家でありながら、法は守るべきものではなく、掻い潜って旨く利用すべきものであるというのは理解に苦しむ。やる事なす事が法に抵触するということで、途中で投げ出されてしまう。良心・良識が完全に欠如している。

 そんな輩のすることは、その場限りのこと。信用すべきではない。

 政治家は将来を見据えて、地に足がついていないと、何事もできない。思いつきではなく、どうのようにしたいのかを前提に、足場を作っていって、現実のものにする。雄弁であるよりか、寡黙であった方が実はいい政治家かもしれない。

 選ばれれば、後は何をしても良いという発想は、狂気である。最高の責任を果たすために、選ばれるのである。

 評価が正しく行われることを祈る。

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2012.07.04

小沢新党

 悪い冗談。このひと言に尽きる。

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2012.06.01

勝ったとか負けたとか

 某大坂市長人気もすでに地に落ちてしまったという感じがある。ネットを眺めていると、以前からツイッターでは批判が激しくなされていて、一方、某巨大掲示板の2ちゃんねるでは擁護派が大勢を占めていたのだが、今では2ちゃんねるでも批判しか目にできない。

 云うだけ云いたいことを云って、世間の注目を浴びるのは簡単だが、それを形にしなければ、ただのアジテーターでしかない。首長は形にするのが仕事である。何かを実際に為して、住民の幸福に繋げなければ、存在価値はない。GWあたりはツイッターに付き切りで、下らぬことまで言及していたのは、馬鹿の真骨頂であった。学がないので「沈黙は金」という言葉を知らないのだろう。

 それにしても、今回、彼の反対していた原発について稼働される見込みが強くなったことについて、負けた、と言及したのは非常に痛々しかった。このようなことについて、勝ち負けで語ることができるは、ものごとを軽々しく見ている、ということに他ならない。初めて彼をTVで見かけた日から嫌悪感を感じていたが、まさしく「どん引き」してしまうような発言だった。

 所属している党から離党して彼の政治塾に入った代議士さんがいたようだが、今頃。どのように感じているのだろうか。あの地域政党が政党になる日は来るのか。来ないと思うし、来ないことを願っている。

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2012.01.26

原子力規制庁

 原子力規制庁というのが新設されるらしいのだが、このネーミングには心底驚いた。

 なんか本気で国政を行うつもりはないんじゃないのと、真剣にがっかりさせられる。

 何をするかというのはレベル的に期待を微塵もしていないのだが、せめて名称くらいは名前負けと云われるくらいのまともなものにして欲しかった。

 能力もなければセンスもあるはずがないということ。この名前を見る度にムカつくことになる。

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2011.12.19

訃報 金正日

 突然の報道だったので驚いた。著名な北朝鮮のTVアナウンサーの姿がここ最近見られなくなっているといったニュースが少し前にあったが、このことに関係していたのか。

 ニュース解説を全くみていないのでどのように分析されているのか判らないが、これほどこの先のことが心配される知らせはない。

 何がともあれ、北の将軍様は偉大であった。

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2011.09.09

「死の町」発言とか

 東京電力福島第1原発周辺を「死の町」と評した経済産業相がえらく責めたてられているが、理由が判らない。あのあたりは普通には人間の生きることのできない場所であり、それがこの先、何十年続くか判らない。まさしく「死の町」なのだが、その表現がいけないらしい。

 なんかね、福島について甘く考え過ぎではないかと思う。前政権はこの非常事態をパニックが起こらないように考慮してか、大したことはないと云い続けたが、皆、そんな状況にないことは薄々判っていたはずだ。野党ならそんな与党を責めるべきべきなのに、表現が酷いと叩く。本当に現実を見ようとしているのか。

 先日のたかじんの番組で「東北の野菜は捨てろ」といった中部大の武田教授が責められていたが、これもおかしい。この発言は子供の食事について述べられたものだが、大人は食ってもいいが、影響を受けやすい子供はダメ、農家は国・東電が保証すべきという真っ当な話なのに、噛みつかれていた。

 あまりにも現実を軽く見ていて、本当になすべき事は何なのか判っていない連中が多いことに驚く。もう半年も経つのにこの様はあまりにも不様過ぎる。

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2011.08.29

民主党代表選/生かすも殺すも

 民主党代表選の結果は、最悪は免れ、まぁ、あの面子の中では一番まともな結果に落ち着いたかと思う。

 それにしても派閥というのは面白い。生かすも殺すも派閥である。決選投票になった段階で、逆転結果が見えてたのがおかしい。下らない派閥で持ち上げられるのなら、全面突破できないと後が怖い。

 何かしらん、急がれた選挙であるけども、これで何かが変わるといいんだけどね。

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