カテゴリー「ドライブ」の4件の記事

2011.10.09

Garmin nuvi 205逝く

 一昨年の年末に購入したGarmin nuvi 205が使えなくなった。

 昨日のドライブ中にnuviが動かないと子供が云う。最近、電池の持ちが悪くなったので、たいていUSBケーブルを繋いで外部電源で動かしていたのだが、子供にとってはこのコードが鬱陶しいらしく、すぐに外してしまう。置いていると電源が切れていて、USBを繋いで再びスイッチを入れても何の反応しない。しばらく前に同じようなことがあって、家の電源を使って充電すると復活したことがあった。

 同じような感じに一晩、充電を続けてみたのだが、やはり何の反応もしなかった。

 おそらく内臓の充電池が死んでしまったのだろうと思う。nuvi用の充電池について、日本では一切取り扱いがなされていないが、eBayを見ると幾らでも互換電池が出品されている。電池そのものは1000円程度でそんなに高くはないが、Amazonのように通販専門で海外発送も簡単なこともなく、かなりのリスクが考えられるので、代行業者に頼むという形になりそうなのだが、送料とか安くはない。間違いなく商品そのものより高い。

 とりあえず本体の中を見ようと分解を試みるも、ネジが星形の工具を使って明けないといけないらしく、現状からするとネジを壊して開くということになる。

 そうやって、バッテリーを海外から取り寄せて、ネジを壊して、それで動けば良いのだが、動かなければ、悲惨である。

 nuvi205とはもっと長くお付き合いをしたかったのだが、現在、どんなものが出ているのかというのを調べていると、後継機のnuvi 1460とかが、205を買った時と同じような額で買えそうであるというのが判った。オーバースぺックではなく、1万5千円あたりというのは堪らなく無理をしなくて済みそうなレベルである。

 スマートフォンのGPS機能を使っても現在位置を確認できる。あたしがカーナビを使うのは、道を誘導してもらうというより、現在位置の確認するためのことが多く、スマホでも十分ではないかと云えば、それまでなのだが、山奥の林道を走る場合、電波が届かないことが多く、通信して地図データを入手しているスマホは、使えなくなる。あらかじめ。地図データをキャッシュしておく方法もあるようだが、信用することは出来ない。

 ということで、新しいPNDを注文ししまう。支払いはボーナス一括である。

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酷道聖地に向かう

 今日は下の子の要望で、四万十市まで行く。彼はこの夏にJRを使っての四国一周旅行をしたばかりで、この地にも来ているのだが、車で行きたいという。

 高知市なら120kmくらいで、2時間強あれば一般国道を使っても十分辿り着き、そんなに遠いという印象はないのだが、四万十市となるとかなり遠い。当地から180kmくらいある。

 子供は、メジャーな国道を使わず、ショートカット的な国道を使うつもりらしくて、そちらに誘導したのだが、ほとんど林道的な道路でこれを100km近く走るのはうんざりだった。本当にうちの子は林道のような悪路が好きで、そこを通らなければたどり着けないというのならやむを得ないが、そうでもないのに悪路を走るのは先日のパンクの件もあって、いい加減うんざりしていた。

 然しながら、4、5km走っているのを引き返すのも癪で、子供の指示通りに走っているとメジャーな国道に出てしまった。どうやら道を間違えてしまったようなのだが、あたしとしては助かった気分である。

 近所のMacの朝マックにぎりぎり間に合う時間に家を出て、四万十市についたのは午後3時前。途中、何回かコンビニによるとか休憩を入れているものの、一般道を走るのは時間を要するものだと実感する。

 子供がどうして四万十市に行きたいと云っていたのかというと、どうやら酷道の聖地と云われる国道439号(ヨサク)の終点を見たかったらしい。おそらく道路自体を走りたいと思っているのだろうけど、高知から徳島まで抜ける山間道路を1日で走り抜けるのは不可能で、最低でも丸々2日は要するということは判っているようで、ハナから走ることは度外視している様である。それで、せめてで終点をということらしい。

 その終点というのは街のごく普通の道にあって、特になんていうことはなかった。

 帰りは同じ道を通るのは嫌だということで、来た道よりも遠くなる道順を選んだ。山間部を通って走るのだが、ショートカットの小路よりもやはり安全なメジャー国道を走るようにすると200kmは下らない。高速道路の200kmならそんなに疲れないが、さすがに一般道路、しかも山道は疲れが出てくるものである。

 しかし、帰りの道の大半はよく走っていた道路で10回くらいは往復しているので、そんなに苦痛はならなかった。

 山間部にはダムが多く、そのひとつ。日が暮れて10分くらい。山間は日暮れが早い。日が暮れる前まではそこそこ交通量があったのが、日暮れと同時に静かになる。行楽客の車が多かったのか。

 7時過ぎに地元に着く。走行距離は397km。肩が凝ってガチガチになっている。今日はいつものすき家ではなく、吉野家に行って晩飯を食い、子供を送り届ける。9時前という早い時間に送り届けるのは久しぶりだった。

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2011.09.18

林道はやはり怖い

 実家に泊まったのだが、子供は3kmくらい離れたところにある市街地に近い山を切り拓いてつくった公園へ歩いて行きたいといい、それはババに任せ、いったん自宅に戻る。公園に辿り着き、下りるくらいに近所の喫茶店で待ち合わせ、昼飯を食う。

 喫茶店に入るなんて久しぶりなのだが、やはり喫茶店は贅沢だと思う。あたしか一杯10数円で淹れているようなコーヒーがその何十倍の値段で飲まされるのは信じがたい。モーニングセットとして100円でトーストをセットにできるのだが、これでも割高感は拭えない。喫茶店は人が入れば悪くない商売だと思う。まぁ、商売は何であれ、客の入りが要ではあるのだけど。

 ババを車で実家まで送り届けて、恒例の週末のドライブ。

 隣町との間には随分と険しい山があって、それを避けるような海岸線の道路や山の中ではあるものの川沿いの比較的緩やかな道路で回り道しなければならなかった。あたしが学生時代に、直線のコースをとるような道路が着工し、10年前くらいに2800m強のトンネルを携えて完成した。水ヶ峠というところを越えるトンネルなのだが、やはり昔からの道があるようで、そこを走りたいと子供が云うのである。

 またまた林道の世界である。

 地図では確認せずに子供の云うなりに隣町からのその道に入る。この道がこちら側に通じているのなら、何かで見聞きしているはずなのだが、何も聞いたことがなく、大変なところで終わっている可能性もある。が、そんなに深く考えず、道に入ってしまった。

 走行の様子を記録しようとドライブレコーダーの電源を入れたものの、電源ランプがつくだけで、録画が始まらない。買って間もないのに壊れるとすると辛い。リセットスイッチとやらがあるので、それを押してみようかと思ったのだが、小さな穴の奥にスイッチがあって、それを押すようなものがない。ボールペンの先は太すぎ、まったく入らない。針かクリップがなければどうしようもないようで、諦める。

 それにしてもその道というのは、いかにも林道で、入って早々に、伐採作業を行っているので注意!とかという看板があったりする。ちゃんと舗装はされているものの、当たり前の一車線道路で離合も場所を探さなければ困難であるような道である。ずんずん奥まで入って行く。途中、落石が頻繁にあり、何度か避け切れず、そのまま踏んでしまった。

 その時は止んでいたものの、前日から雨が降っていて、寒いくらいたった。

 3kmくらい走って、道路のど真ん中に岩が落ちいてた。子供の膝くらいまでのそんなに大きな岩ではないのだけど、動かすことは出来なかった。完全に通せんぼされていて、引き返すしかなかった。

 Uターンしたいのだが、離合もままならぬような狭い道で、車を返すことは不可能である。延々バックしながら、スペースを見つけるしかない。バックの苦手なあたしには鬼のような状況である。

 200mくらいバックしたところで、どうにか回転させられるかと思われる広さがあったので、子供を下ろして脱輪しそうになったら合図をするように云う。外に出て、子供がタイヤを見るや否や、なんかおかしなことになってる、と云う。そして、前のタイヤに空気が全然入ってない、という怖いことを云ってくれた。どうやら岩を踏んでパンクさせてしまったらしい。

 実を云うと、スペアタイヤはあるものの、工具は積んでないんだよね。ジャッキを入れている記憶がない。更にトンネルに入る数km手前から携帯は圏外で、5kmくらい行かないとJAFを呼べないんだよねぇ。少なくとも林道を出て国道に出られたら、と、このままパンクした状態で車を走らせることにする。

 パンクしたバイクは本当に走らせるのが難しいんだけど、車は何とか走るのね。ごにゃごにゃして、ハンドルを取られるけど。このままどのくらい走っても車が壊れずにいるんだろう、とかと考える。気分は最悪。すでに4時半過ぎていて、そんなに陽も持たない。

 暗い気分で走らせていると、車検のときにパンク緊急修理ボンベをサービスで貰ったことを思い出した。あれでこの場が凌げるのなら、申し分ない。すぐに後ろのトランクから見つけ出して、処理をしてみた。

 いやいや、ぺちゃんこだったタイヤが暫くシューシューと空気を漏らしていたものの、やがて膨らんで、空気圧は十分とは云えないが走れそうな感じになった。実際に走らせてみると特に違和感なく走ってくれる。九死に一生と云う感じである。

 一番近いパンク修理が出来そうなスタンドがあるのは、実を云うと自宅の近所になってしまって、おそらく10数kmはある。修理ボンベの入った箱には、走行は3km程度にしておくようになんて書いてある。タイヤの感じは悪くはないし、そんなに簡単にダメになるものか、という感じもあったし、とにかく、車通りのある国道に出られたので、一安心して自宅の方へ車を走らせた。

 やはり応急処置にしかならないようで、一番近いスタンドまで1kmくらいのところで空気が本格的に無くなり始めて、最後の300mは情けなくごにょごにょさせながらスタンドに乗り付けた。ひとまず無事に生還することができたので、ほっとした。

 途中で落石に邪魔されて、引き返したのが良かったと思う。おそらくその前にタイヤを傷つけいてた筈で、その状態で山深く入っていたら、応急処置したとしても間違いなく、スタンドには辿り着けていなかった。林道を抜けることができればいいが、それもどうだったか判らない。

 とにかく、人気のない林道で車が走らなくなるというのはひたすら恐怖である。今回のことから、少なくとも自分でタイヤの交換くらいは出来るようにしておこうと思った。

 タイヤは実質的に修理不可能だった。裂けていたのは側面に近いところで、肉がないので、修理したとしてもすぐにダメになるということだった。この前、替えたばかりのタイヤで溝も深いし、スタンドの店員も気の毒がってくれた。在庫のあるあまり良くないタイヤで、工賃を入れて8000円。何だか辛い。でも、無事に帰って来られたんだから、文句は云えないか。

 さすがに、しばらくは林道に入れなさそうである。

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2011.09.10

四国カルスト

 土曜日は下の子がやってきて、ドライブに行くというのが恒例になっているが、今日は四国カルストに行くことになっていた。これは先週から子供が行きたいと云っていて、さらに木曜の夜にも電話があって、確認を入れられていた。

 9時過ぎにやってきて、何時もより早い10時の出発。

 四国カルストは、高知県との県境にあって、当地から80kmくらいのところにある。実を云うとあたしもまだ行ったことのないところだった。カルスト自体は山口県の秋吉台に2回ほど行ったこともあって、風景的には馴染みがあるのだが、地元の四国カルストでは酪農も行われているらしい。

 2時間もかからずに到着する。標高の高いところで、1200mくらいのところから、カルストの草原が始まる。

 平野部では随分と暑かったものの、高地では涼しい。さらに天気が余り良くなく、小雨が降ったり、霧が出ていたりする。草原の広がる気持ちの良い光景が広がっているのだが、天気が今ひとつだったのが残念だった。

 子供はこの風景に興奮して、ひとりであっちこっちを彷っていた。写真はすべて子供の撮ったものである。

 牛が放牧されているのだが、牛が逃げないように有刺鉄線が張られていて、さすがにそのまま近づけない。

 とは云うものの、鉄線の間から手を突っ込んで、牛に草をやったり、触ってみたりしていたようだ。

 このドライブ、どうして思いついたのか尋ねてみると、地方ニュースで視聴者の投稿ビデオで紹介されていたらしく、それに感動してしまい行ってみたいと思ったとのことだった。

 休憩場所のすぐ側に風力発電の風車が2機設置されていて、1機はちゃんと回っていたが、もうひとつは回転していなかった。故障でもして、止められていたのだろうか。

 しかし、草原のなかに風車が立ち、その横を一本の道路が走るというのはなかなか様になる光景である。

 帰りはこのカルデラのなかの一本道を走るのだが、途中、一車線の細い道になる。広い草原のなかを頼りなく走る道を進むのは、なんとも不安な気持ちになるものである。自然の大きさに圧迫感を感じて、不安な気持になる。ちなみにこの辺りは1400mくらいの標高である。

 天気が悪く、ライトを付けなければならないような完全な霧。天気が良ければ、素敵な光景が見られたはずである。

 帰りは、四国を東西に横断する国道439号を走る。延長342.4kmある四国で一番長い国道なのだが、四国山地の山の中をそのまま走る道路で整備が悪く、ほとんどが一車線という酷道である。子供は酷道(国道)、険道(県道)に凝っていて、全国でも有数の酷道であるこの道路を走るのに随分と興奮していた。

 都合、この道路は30数kmしか走らなかったのだが、ドライブマップも不利用を勧めているような道路ということもあってか、離合したのは5台にも満たなかった。離合時に、バックをする必要があったこともあった。

 無事に地元に戻ったのは夕暮れ前。いろいろ寄り道をしたので、総走行距離250km。戻るや否や、PCでYouTubeを開いておもしろ動画の観賞、4時間強。子供はタフである。

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