花冷え
当地では気象庁の開花宣言はまだのようだが、近隣の県ではすでに終わっている。数日もすれば、開花となるはずである。
日も長くなり、日没が6時半間近となり、7時くらいまでは薄明かりがある。日が長くなると云うだけで、気分がすがすがしくなる。日暮れが早いと命を盗まれているような気になる。
日中の気温はずいぶんと高くなったが、朝は花冷えというのか冷え込むことが少なくない。気温が3、4度という様なことがあるのだが、不思議なことにそんなに寒くはないのである。冬の寒い時期が続くと低温にもすっかりなれてしまうのらしい。冬の終わりの冷え込みは冷え込みにならないようだ。しかも、さすがに日中近くになると日も高くなっているので、十分に気温も上がる。辛抱するにしても朝の一時である。
しかし、北国では吹雪にようになっているところもあるようで、いまさらながら日本は広いのだと思う。
若い人はおそらく知らない人か多いのだろうが、過去に「せまい日本そんなに急いでどこに行く」という交通標語があった。実に優れた標語だと思うのだが、日本はそんなに狭くはないのではないかと思ってしまう。確かに狭いのかもしれないが、長いということは間違いない。
国内の気候の違いというのはキューブリックの傑作「シャイニング」にもあった。舞台となる土地は深く雪に閉ざされているのだが、TVでは猛暑の地域のことがニュースで語られている。アメリカが舞台であるが、あの国は東部と西部で3時間の標準時間の違いがあるような広い国だから、そういうことがあるもの当然である。
日本の場合は基本的に春と秋については似たような気候が西から東、東から西へと移る。ますます徐徐の変化が楽しみな季節となった。
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