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2014年8月の5件の記事

2014.08.27

訃報 米倉斉加年

 この人も役者としては今一つ立ち位置のよく判らない人だった。性格俳優としては、癖があまりない。一番記憶があるのが、田宮二郎の白い巨塔の教授選の対抗馬として引っ張り出された役柄だった。嫌いな役者ではなかったが、なにか煮え切らないところがあって、多少いらつかされた。

 むしろ、彼は役者よりもイラストレーターとしての存在の方が大きいかもしれない。彼の絵は夢野久作の文庫本の表紙に宛がわれていたりするのだが、エロチックで現実味の薄い女性の姿は一度見ると忘れられない。おそらく中学の頃だと思うのだが、彼の原画展がデパートであって、それをたまたま見てしまったのだ。

 その前から彼については知っていたのだが、エロイラストの人として、余計にインパクトのある存在となった。

 自分の親よりいくらかと年上だったようで、この人もこんな歳だったのか、と感じた。

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2014.08.24

散髪

 お盆前になんの張り紙もなく閉店してたので、とうとう店じまいに追い込まれたのかなと思っていた。おじいさんが一人で自宅店舗でやっている床屋で、70過ぎと思われ、いつ何があってもおかしくないのだが、お盆明けの月曜日には定休日の札が店頭にかかっており、それ以降、普通に影響していた。

 いい加減、髪が鬱陶しくなったので切ることにする。抜け毛の長いのが気分悪くなってくるのだ。

 前回は2月5日だったらしく、ちょうど200日、6か月と19日ぶりの散髪だった。

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2014.08.21

再びLINE狙われる

 今日、LIMEからメッセージが入ってて、LINEウェブストアとLINEにそれぞれログインできなかったということだった。どうやら先に乗っ取ってくれた人間が再び乗っ取りを試みて、今度は失敗したようだ。使ったPCはK7-VPN3というものらしく、これを検索すると今、頻繁に乗っ取りを行っているやつのようで、中国からのアクセスらしい。

 あたしは基本的には性善説の人間で、ほとんどの人間はたいてい無条件に信じている。あたし自身がそもそも悪意を持っていないから、悪意を持っていること自体が信じられないのだ。いや、確かにこの社会には悪意を持って人に接している人間もいることは確かで、それが判れば、早々に間を保つことにしている。実社会では相手が目に見えているから、被害を受けないようにすることは不可能ではない。

 しかし、ネット等で悪意を持った人間、端的に悪意ではなく、うまく他人を利用しようとするということなのかもしれないが、そんな者に常に晒されていると実感すると、やはり寒気を感じる。無差別に悪意を振りまく人間にはどうにも恐怖を感じてしまう。

 最近、高齢者を対象とした電話詐欺が横行しているが、自分の勤務先の事務所にもこれは詐欺ではないのかといった問い合わせが入ることが多くなった。彼らは幸いにして被害にあわずに済んだのだが、そうやって身近に他人を痛めて利得を得ようとする意志を持った人間がいるのが恐ろしい。

 こういったことをやっているのはごく少数のものだろうが、無差別に、しかも規模が大きくなってきているのが以前との違いで、狂気の蔓延がたやすくなってしまったように思う。

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2014.08.12

訃報 ロビン・ウィリアムズ

 この人ほど自殺が似合わない人はいなかった。

 映画館で映画を見なくなったのは90年くらいなので、ロビンの出演作もごく初期の作品しか見ていないことになる。ガーブやレナード、今を生きる、フィッシャーあたりはちゃんと見ているのだが、やはり印象に残っているのはベトナム戦争を舞台にした「グッドモーニング, ベトナム」だった。

 確かDJ役のしゃべりの大半がアドリブだったというグッモーニンは、彼のコメディアンとしての本芸を知ることのできるものだったが、それにも増してロビンのキュートさが露わになる作品であった。30半ばのオヤジがこんなにも愛らしく感じる映画はそうそうないと思う。

 笑顔の素晴らしいロビンがアル中で、しかもうつ病で自殺するとは悪い冗談にしか思えない。

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2014.08.05

LINEアカウントが乗っ取られる

 夕方、カミさんから携帯に電話があったのだけど、勤務時間中に個人の携帯通話をするわけにはいかず、着信拒否する。少しして、斜め向かいの女子職員から、「何、LINEでメッセージ送っているんですか」と云われる。彼女とは特にLINEのアドレス交換したわけでもなく、職場の緊急連絡網のために携帯に電話登録をすると自動的にお互いが登録しあうことになってしまっただけのことである。

 何があったのか聞くと、「今、何をしているの?」などというようなメッセージが届いていたようで、仕事中、誰と間違ってメッセージを送ったんですか、と問われる。これは、やばいな、と思っていると、総合案内から電話が入っているという電話が入る。携帯に出ないということで、カミさんが職場に電話をかけてきたようだ。

 誰か死んだのか、と思ったら、長男宛にLINEでカードを購入してくれといったメッセージが入ってて、乗っ取られたみたいだから、注意しな、ということだった。

 そのあとに、ツイッターのダイレクトメッセージや、Skypeのチャットで変なメッセージが来ていることを知らせてくれる人が何人かいた。LINEについては、操作ができない状態になってしまっていて、LINE側で何らかの処理をしているような感じもあった。

 いやいや、これは参った。LINEのIDとパスが漏れているとなるとほかのものも、結構数変更をかけないと危険なのである。とりあえず、LINEにアカウントの削除を依頼し、ほかのパスで通販関係やらGoogleといったような不正使用されると厄介なものはざっと変更をしておく。

 LINEについては再度、登録をし直す。LINE側でアカウントを削除してくれていたのか、登録はスムースだった。何人かは登録から落ちてしまったが、LINEについては子供との連絡がほとんどなので、全くと云っていいくらいの影響はない。それにあたしの知り合いにはカード買ってくれ、なんていうくだらない詐欺にかかるようなITに疎い人はほとんどいないので、珍しいものがきた、くらいに思ってくれているだろう。とは云え、あまりいい気のしなかった午後だった。

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