20歳ですか? それとも18歳ですか? いいえ...
衆院本会議で国民投票法の改正案が通ったらしいのだが、ここでは国民投票年齢は20歳以上から18歳以上に引き下げるとされている。おそらくこの法案は参院でも可決されると思う。
世界的に見ると18歳での選挙権取得というところが多く、日本が高くなっていると云われているのだが、果たして20歳での選挙権が遅いのかと云われると、現状からするとこれでも早く過ぎるのではないかと思うのである。そもそも20歳が成人年齢としてふさわしいかと云われるとかなり疑問である。
成人としては、結婚をし、生計を立てるとなると20歳でも認めざるを得ないのだが、そうではない場合、社会的状況において学生という身分の者が多く、独立した個人と認め難いことが多い。
更に日本の平均寿命の推移を見ると、この20歳という年齢のもつ人生に対するウエイトが変わっていることが判る。戦前の20歳と現在の20歳とでは同じ重みをもっているとは到底思えない。
投票権について広く門戸を開けるということは意味のないことではないと思うのだが、それでも日本国民の精神的成熟度を考えると20歳というのはあまりにも幼すぎるのではないかと思う。齢を重ねたら成熟するわけではなく、そこに置かれているポジションも非常に重要なのである。過去において40歳では老熟を要求されたと想像しえ、実際にそうであったと思うのだが、現在では若造の域を脱しえない。
あたし個人の感覚としては、投票権は30歳以上でもいいのではないかと思う。成人も同様である。そのくらい日本人は幼くなっていると思う。
また、選挙権に上限の年齢制限を設けるべきという意見がある。これも理解できる話でもある。被選挙権も含めて、今後、検討すべきことなのだろうと思う。
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