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2014.04.23

情けは人の為ならず

 この4月に部署の異動になった。4年間いたので、別に異動自体はおかしくなかったが、今年は通常にない小規模の異動で、例年の半分くらいのものだった。先にいた部署はいつもなら15人くらい出ていくものだが、6、7人の異動に留まってた。

 小規模の異動は判るのだが、もっとひどいのが、昔いた部署に戻す、といった異動を行っているということだ。あたしは13年前にいた部署に戻された。あたし以外にも多くの者が前の部署に異動させるということをされているのが実に目についた。適材適所に人員を配置するという人事異動という人事の重要な任務を完全に放棄したような感じにしか見えない異動だった。

 仕事をしているとそりが合わないという人間がいる。うちの役場は職員が数千人いるので、嫌な人間と仕事をしなくてはならなくても、いったん異動になるとよほどでない限りは、それ以降、めぐり合わせることはない。異動になるまでの辛抱としておつきあいをする。

 しかし、今回の極端な出戻り異動で、再び、絶対仕事で絡みたくない人間と10数年ぶりにかかわらなければならなくなってしまった。向こうも10数年ぶりに戻ってきたという。

 とにかく自分のペースで物事を進めるヤツで、他人の事情は一切考慮しない。正しければ、何をやってもいいというような発想の人間である。周りの普段は気のいい若手も彼に振り回されることになって、随分と気を悪くしていた。さらには何かにつけて協力をする気はないという態度を示し始めて、誰も同じように感じるものなんだと安心をした。

 情けは人の為ならず、というが、これが反対の形で如実に表れた状況である。愛想よく言い寄ってくるのであれば、まだ協力をしようという気にもなるものだが、当たり前のように自分の都合を通そうとすれば総スカンを食らう。まぁ、それがでしゃばりタイプなので、切れ者というような印象を与えることもあろうが、実は機会があれば、谷から突き落としてやろうと思われていたりするのである。人間はむしろお人好しくらいのほうが、生きやすいのではないのだろうかと思う。

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