本日入荷の積ん読素材-「つげ義春の温泉」
つげ義春は非常に好きな作家である。もちろん、漫画家としては優れているんだけど、エッセイストとしても非常によい。
この人の作家性と云うのは、本人の意図したものかどうかは判らない。貸本屋以降はガロのような前衛的漫画誌をメインに活動していたので、少なからず表現性を意識はしていたと思うのだが、それ以上に彼の人間性が如実に現われており、それは寧ろ負の部分が大きいものだったりするのだが、しかし、それを肯定してしまう作風は我々になんとも云えぬ安堵感を与えてくれるのだ。
![]() | つげ義春の温泉 つげ義春(著) |
このエッセイ集は既存のものの寄せ集めで今更と云う感じがあるとのことだが、数編は新録のものがあるという。彼も描かなくなって20年近く経つのだが、本当に勿体ないと思う。
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