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2014.01.23

幻熱

 ここんところ、朝の出勤時の気温が1℃前後と云う寒さで、防寒には気を使う。原付で20分くらいの通勤で、あっという間ではあるのだが、暖かいに超したことはない。毎月積立定期の集金にくる銀行の女子行員は、コタツを背負ってバイクに乗りたい、と云っていた。そう云えば、コタツはもう何年も入っていない。

 あたしが防寒に使っているのはUSBヒーターリボンのついたネックウォーマーと、ハクキンカイロ3つである。これがあるとマイナスくらいになるまでは革のハーフコートを出さなくても済む。ハクキンカイロは熱量が高いので使い捨てカイロとは比にならない。24時間は発熱が持つし、オイルがなくなる頃は爆熱になって、注意しなければ火傷をしそうになるくらいだ。

 3つのカイロを用いるのだが、ひとつはカイロベルトを用いて肩甲骨の間を温める。もうひとつは腰。スラックスのベルト通しにカイロ袋を閉じる紐を引っ掛けて固定する。最後のひとつはカッターシャツの胸ポケットだ。この3点で手足の局部的な冷たさは避けられないものの、全身的な寒さは感じずにいられる。

 そうやってこのシーズンは通勤を行っているのだが、不思議なことにカイロで熱していないところも熱を感じたりすることが頻繁にある。感じる箇所と云うのはだいたい決まってていて、右足の太股の外側である。スラックスを穿いて、右ポケットのあたり。いや、感覚的には右ポケットにもカイロを入れているような感じがあって、ポケットを探ってるのだけど、何も入ってなかった。そういう状況なのである。

 この幻の熱源を感じることは珍しいことではなく、頻繁に感じている。熱知覚の神経が誤作動を起こしているんだろうなと思う。

 寒さがえらく厳しいがまだ1月の下旬。あと3週間あまりは冬の本番の寒さである。洗面所の温度は10℃台。10℃を割り込むんだろうか。そうなると朝の支度やシャワーが本格的に辛くなる。

 でも、こういう季節の風物があると云うことは、ほって置いてもこの先を期待させてくれるわけで、実に日本と云うのは心憎い風土を持っているのと思う。冬来りなば春遠からじ。この寒さを楽しむのも乙なことなのかもしれない。

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