試験
今日は上の子がセンター試験だった。日が暮れてから、小雪が舞っていたが、日中は幸いにも気温が低いものの天気が崩れるということはなかった。30年前のあたしの時は、共通一次試験という勿体ぶった名称だった。この手の基本試験が実施されて4年目くらいだった筈だ。
子供の試験についてはそんなに気を揉んでいない。気にしても仕方がないからだ。親父は、あたしの試験の度に胃を悪くしていたようだ。もともと胃潰瘍で入院するような人なので、精神的に弱いのだろうと思う。
一応、試験が終わった夕方に電話を入れると、まずまずで、しまった、ということはなかったようだ。一番苦手とする英語も、全滅と云う感じではなく、そこそこは出来たのではないかと話だった。
テストなんていうのは運でもある。あたしのクラスメートに糞真面目なヤツがいた。試験と云うのは何時もよくできていて、クラスでは常に1、2番だった。彼はあたしと同じ駅弁大学を受けたのだが、見事に不合格となって、私学に入った。何がともあれ、受からなければダメ、というのが試験である。
しかし、仕事を始めると日々が試験なようなものだ。失敗するとクレームがすぐに入る。正解と云う答えがない状態で、トラブルをおこさないようにやり抜くというのはなかなか難しい。日々は適当にやり過ごして、試験の日だけ失敗しないように頑張ればいい、という感覚が判らなくなる。
まぁ、これからの2ヶ月が人生に大きく影響はするものの、それによって決定される訳ではないので、そんなに神経質になって過ごすこともないと思う。ガッコで決まるような人生なら大したことはない。
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