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2013.12.12

角川類語新辞典 for Android

 あたしは小学生の頃から辞書フリークだった。その頃、学級新聞に掲載していたエスエフ小説を書くために、用字用語を愛用し、片時も手放さなかった。これは国語辞典とは異なり、文章を書くための言葉、表記を確認し、選択するための辞典である。ガキの頃からこういった自分の目的にあった辞書を選ぶために何時間も書店で粘ったものだった。

 今では個人的にはPCを使うよりもAandroidを使うことの方が多く、PCは立ち上げないがAndroidは使っているという日も少なくはない。Androidは入力こそ、劣るものの、その他についてはほぼPC並の使い方が可能となってしまっている。ビジネスユースでなければ、ほとんどが事足りるのではないかと思う。

 PCではここであげたような電子化された辞典をつかっていたのだが、AndroidでもそのままPCで使っていたファイルを閲覧できるソフトがあり、SDカードにデータコピーして使っている。電子辞書については、専用の機械もあり、カミさんがそれを買っていたが、表記等のカスタマイズができないし、どうにも使う気が起こらなかった。そして、自分の好きな辞書を選ぶことが出来ないというのもつまらないところである。

 愛用の辞書はほぼ決まってしまって、そんなに更新する必要はなくなった。広辞苑を10年に一度買い増すくらいである。

 類語辞典と云うと角川の類語新辞典が素晴らしい。この辞典は発売当時に買ったのだが、これまでにない、事象を分類して網羅することによって類語辞典とする、という編纂方法が画期的で、眺めているだけでも楽しかった。これも電子化されていたのだが、電子辞典専用機にしか搭載されていなかった筈である。

角川類語新辞典
角川類語新辞典

大野 晋(著), 浜西 正人(著)
単行本(ソフトカバー): 932ページ
出版社: 角川書店 (1981/01)
ISBN-10: 404011700X
ISBN-13: 978-4040117003
発売日: 1981/01
商品パッケージの寸法: 22.2x16.4x4.8cm

 最近、Google Playを検索してみると角川類語新辞典(角川学芸出版)というのがヒットして、Androidソフトになっているのを見つけた。これはもう購入するしかない。価格2,500円は決して安くははいが、これがスマホで日常的に使えるとなると幸せになれるはずである。ということで、速攻、インストールした。

 これは専用ソフトでしか閲覧できないので、手元にすでに持っている辞書と一緒に串刺し利用は出来ない。まぁ、それは仕方がないのだが、う~ん、この類語辞典の強みは閲覧性にあったのだとあらためて思い知る。

 通常の辞典も調べるというだけでなく、前後の項目も読むという使い方があるのだが、閲覧ソフトを使ってもシームレスに見ることが出来るので、そんなに違和感がない。むしろ、国語辞典と百科辞典を即座に同項目を見比べることのできる方の利点が高く、必ずしも紙ベースである必要はないと感じていた。これは専用機とPCやスマホでは勝手が異なり、専用機はかなり使えないと感じる。展開がとにかく遅いのだ。

 それで類語辞典のことなのだが、この辞典は事象を網羅する、というところに特性があり、閲覧性が悪いと使いものにならないのだ。通常の辞書ならピンポイントで調べるのだが、類語の場合は、とにかくざーっと項目を眺め、それからどれが相応しいか確認するということになる。表示についてもそんなに工夫されていないし、おそらく工夫したところでスマホの画面だと小さすぎるだろうと思う。いやいや、非常に残念なことだが、物理的な問題でクリアのしようがない。

 まったく使えないソフトではないが、こういう問題もあって、紙辞書も大切にすることになりそうである。しかし、この類語辞典のレイアウト、装幀は随分と工夫されていて、完成度の高い状態でリリースされたのだと知る。すでにかれこれ経つので語彙を追加して、新版が出されることを希望したいが、難しいだろうな。

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