Su-Pen P201S-MS(Su-Pen mini)を使う
先日購入したSu-Pen P201S-ASCはSu-Pen miniの間に合せ版だったが、正式リリースのSu-Pen P201S-MSを入手する。
細くなったペン先にあわせて全体も細く設計され、なおかつ、真鍮という素材が使われているのが特徴である。
あたしは文具については結構こだわりを持って使っているので、使用感等は非常に細かいものとなる。結果的に云ってペン先は良いのだが、その他がひと踏ん張りである。
Su-Pen P201S-MS(Su-Pen mini) ●特殊な導電性繊維と4重構造を持つ画期的なミニペン先を開発。 類いまれな書き味を実現しました。 |
スタイラスペンというのは日常的に使うものであり、手軽に使えるということが非常に重要なのだが、なんとも勝手がわるい。キャップがネジ式であるのが、面倒。真鍮を使ったため、構造を簡単にするのにはネジ式が良かったのだろう。しかし、万年筆のように徐ろに使うものではないので、押し込み式である方が良かった。
更にペンの使用時にキャップをペン軸の尻に差すことが出来るのだが、これもまたネジ式である。ネジ式の万年筆も尻にはそのまま突っ込むだけで固定させることがほとんどなのだが、ネジって開けて、ネジって固定と云うのはなかなか手間がかかる。さらに軸尻のネジは浅いので、堅く締めておかないと外れてしまう。また、ペンを使っていない時には軸尻のネジが不用心に剥きだしになっているため、引っかかったり、さらには落したりした時にネジ山を壊してはしまわないか心配になる。
ただ一工夫あって面白いのは真鍮の軸にペン先が一番太く、尻に向かって細くなるように滑り止めの螺旋の溝が切られている。これは持ちやすさに関してそこそこの効果を生んでいると思う。
面白いプロダクトではあるのだが、ステーショナリについてはずぶの素人が作っているようで、やはり大手文具メーカーと組んで開発した方がよい製品が産まれるのではないかと思う。
ちなみにmazecやこのペンを作っている会社はジャストシステムの浮川元社長によるものだとは知らなかった。ジャストシステムではいろいろあったんだろうなと思われるのだが、いまだにフロンディア魂を持って一線で活躍しているが嬉しい。ちなみに彼は母校のOBでもある。
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