« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月の17件の記事

2013.01.31

時計工房に行く

 去年の春に修理に出したスピマス・デイデイトは、半年以上、月差10数秒と云う精度を保っていたが、ここ最近、遅れがひどくなって日に10秒くらい遅れるようになってしまっていた。週に1分狂う、しかも進むのではなく遅れるというのは問題である。

 機械時計を使うようになって、時間にはある程度ルーズになった。時計は狂うものであると云うのが基本になって、機械の遅れが出ても良いように3分くらい進めておくというのがデフォルトの時計合わせになっていた。約束のの時間に送れるのは問題だが、はやくついてしまって待つのには大した差し支えはない。

 しかし、週に1分は間違いなく遅れるとなると、週末日曜日の時計合わせを忘れると、あまり良くないことになる。実を云うと、スピマスが壊れていた時に使っていたハミルトンもゼンマイ切れを起こしてまともに動かなくなっていた。ハミルトンもスピマスの後に続けてオーバーホールに出していたのだが、ほとんど使うことがなく、かといって、完全に放置するのもどうかと思い、月に一度はゼンマイを巻いて動かしていたのだが、ゼンマイが手巻きににもかかわらず巻き切ることがなく、延々と巻くことが出来るようになっていた。不思議と針は動いていたが、ゼンマイが切れているのは明らかだ。その状態で、半年くらい放置していた。

 ということで、この二つの時計を持って時計工房に行く。

 時計の歩度は機械で測定できるので、すぐに調整して貰える。機械上では日5秒間の遅れになっていると測定していたが、あたしが10秒くらい狂っているというと、若い時計士はそれが正しいと思うので、それに合せて進むようにしておきます。ということだった。実際に使っている状態での歩度にあわせるのが普通で、この場合、測定器が弾く数値は信用してはいけないとのこと。

 ハミルトンはやはりゼンマイがダメになっているらしく、交換修理。オーバーホールから1年間の修理は無償保証ということなので、今回のゼンマイ交換も無料でしてくれるらしい。いやぁ、これはパーツの純然たる消耗なので、常識的に考えるとオーバーホール保証の対象にするのはおかしいと思うんだけどな。ちなみにメーカーのオーバーホールは割高だが毎回ゼンマイ交換もやっているらしく、これなら判るのだけど、この時計工房では分解掃除しかしてないはず。まぁ、無償で良いと云うのだから甘えようと思う。ネットでゼンマイを部品として入手しようとすると2000円弱かかるようだ。

 判らない人には判らないだろうけど、歯車がゴチャゴチャ絡まって、正確に時間を刻むというのは神秘なんだよな。クオーツでは味わえない。そういうものをいつも持っているということが何とも嬉しいのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.30

『ドキュメント 20世紀の記録』より「 悪魔の核実験」

 ドキュメンタリー「悪魔の核実験は、単体ではなく、BOXと云う形態でも発売されているようで、10枚組で2000円ほどの「ドキュメント 20世紀の記録(DVD10枚組)」で購入した。

ドキュメント 20世紀の記録 (DVD 10枚組)
ドキュメント 20世紀の記録 (DVD 10枚組)

ディスク枚数: 10
販売元: 株式会社コスミック出版
DVD発売日: 2012/04/04
ASIN: B007RILDG8
EAN: 4959321950920

〈収録作品〉

1. ドキュメント 巨大地震(92分/カラー・モノクロ)
2. 秘密警察 KGB(131分/モノクロ)
3. ケネディ暗殺 暗殺の検証と最後の2日間(42分/カラー・モノクロ)
4. ニクソン ウォーターゲート事件(104分/カラー)
5. ナチス絶滅収容所(28分/モノクロ)
6. ニュルンベルク裁判(75分/モノクロ)
7. 宇宙開発 アポロへの道(57分/カラー)
8. アポロ 宇宙への挑戦(29分/カラー)
9. ドキュメント 朝鮮戦争(37分/モノクロ)
10. 悪魔の核実験(38分/カラー・モノクロ)

 権利切れのようなソフトを適当に集めたようなセットである。

 一応、「悪魔の核実験」を見たのだが、民間防衛(CD)の啓発を目的としたプロパガンダ映画である。3本の短編が収録されているのだが、2本は同じ実験を取り扱っている。当初、見てみたいと思っていた「知られざる世界」で紹介されていた、爆風に巻き込まれる家屋の映像も収録されていた。

 この実験は、まさしくインディアナ・ジョーンズシリーズの最新作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
」で描かれた”核の冷蔵庫”の件の実験であり、実生活における核攻撃の影響を調べるためのものだった。砂漠の核実験場に実際に一般家屋を建て、家財道具や人間の代わりのマネキンを配置し、地下・浴室シェルターでの影響を見る。この結果を民間防衛に生かすべく、実験の様子はマスメディアに公開し、撮影、また、翌日には被爆した家屋を見物するといったことがなされる。シェルターは地下のものは崩れるが、浴室のものは大きな被害を受けず機能するらしい。

インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ
インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ

監督: スティーブン・スピルバーグ
出演: ハリソン・フォード
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 5
販売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
DVD発売日: 2012/09/14
時間: 483 分
ASIN: B0088LBTJ4
EAN: 4988113745659

 こういった実験の結果としてシェルターが有効であるという民間防衛啓発は、その後に、レイモンド・ブリッグズ原作の「風が吹くとき」やドキュメンタリ映画「アトミック・カフェ」で辛辣に批判される。

風が吹くとき デジタルリマスター版
風が吹くとき デジタルリマスター版

監督: ジミー・T・ムラカミ, 大島渚
出演: 森繁久彌, 加藤治子, ジョン・ミルズ, ペギー・アシュクロフト
ディスク枚数: 1
販売元: アットエンタテインメント
DVD発売日: 2009/07/24
時間: 81 分

アトミック・カフェ
アトミック・カフェ

監督: ケヴィン・ラファティ, ジェーン・ローダー, ピアース・ラファティ
形式: Color, Subtitled
画面サイズ: 1.37:1
ディスク枚数: 1
販売元: 竹書房
DVD発売日: 2004/12/17
時間: 87 分
ASIN: B00069LUL8
EAN: 4985914752022

 「悪魔の核実験」については1本については全編通して酷い電子ノイズが入っていて、まともにメンテされたソフトではない。とにかく適当に寄せ集めてきたようなもので、それでも良いのなら、お手ごろ価格だし、一度は見ておくのも悪くはないと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.29

訃報 安岡章太郎

 あたしは活字中毒で、何かを読んでいる時が一番落ち着く。最近はスマホなどというものがあって、ネット上に書き散らされた文書を読むだけで膨大な時間を費やしてしまっているのだが、以前はとにかく本を買い込んでいた。

 部屋には5、600冊の文庫本があるのだが、この大半は中高生の時に買って読んだものである。中学の時はひどいもので、通学路に10畳くらいの小さな本屋ができたもので、親の財布からくすねた金で毎日のように文庫本を買っては読んでいた。

 怪獣映画から入って、星新一、筒井康隆、小松左京のSF小説を読み漁った後は、エッセイの面白さに取り憑かれた。この3人は皆、エッセイストとして優れていて、日常の光景を切り取って、思考をめぐらせるという文章は親しみやすいだけでなく、実に刺激的でもあった。

 そこで馴染みになるのが、遠藤周作、北杜夫、吉行淳之介、安岡章太郎、なだいなだといった作家だった。彼らの小説と云うのはほとんど読んだことはなく、ひたすらエッセイがかりを読んでいた。昭和20年代後半から活躍していた作家で、読んだエッセイと云うのはおそらく10年以上遅れて読んだことになるのだろうが、当時、文庫本で手に入れられるものは大半揃えていたのではないかと思う。

 これらの作家ですでに生きているのは筒井康隆となだいなだくらいになってしまった。彼らかすっかり過去の人になってしまいつつあるのが俄に信じがたい。皆、オトナで、早々に色んな世界を見せて貰ったような気がする。いい教師だった。最近はどのようなエッセイが読まれているのだろうか。

 この頃からはほとんど小説と云うものは読んでいない。エッセイほどのエンターテイメントを感じなかったからだ。読んだのは夏目漱石くらいか。彼の長編は大学に入ってから読んだ。

 そうそう、先のアルジェリアの事件で被害にあった日揮の広報部長が、星新一を彷彿させる風貌でドキリとした。愛する星新一の最期を思うといつも胸が痛む。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.28

本日発注の積ん読素材

 昔、日曜日の夜に「トヨタ日曜ドキュメンタリー 知られざる世界」という番組があった。基本的に真面目なドキュメンタリー番組の形態を取っていたが、随分と物見高い感じもあって、当時は子供ながらもエンターテイメントとして見ていた。その中でアメリカの核実験の映像があって、爆風に晒され家屋が吹き飛ぶ様子は今だに忘れられないでいる。

 ふとしたことから、次のようなソフトが出ているのを知る。

悪魔の核実験 (Atomic Bomb Tests)
悪魔の核実験 (Atomic Bomb Tests)

ディスク枚数: 1
販売元: 株式会社コスミック出版
DVD発売日: 2012/02/10
時間: 38 分
ASIN: B00780YPFG
EAN: 4959321254196

核爆発の想像を絶する威力に迫ったドキュメント!

凄まじい破壊力で人類を脅かす核の実態に迫るドキュメント! 1950年代初頭のアメリカ。ネバダ州の砂漠に核実験場が開設され、以降1992年まで様々な核実験が900回以上行われてきた。このDVDでは、実験の最初期の段階に行われた建物や自動車、食料、人体に対する核の影響を検証した映像を紹介している。核の破壊力の凄まじい実態を感じることでのできる映像であるが、至近距離で実験を見守った軍人や市民の人体への影響を考えさせずにはいられない映像である。

<映像内容>
・核爆発の影響Operation Doorstep
1953年実験。建造物に対する核爆発の影響、核シェルターの有効性の検証。
・核兵器の破壊力Operation Cue
1955年実験。核爆発が日用品等に与える影響、及び建造物に与える影響の検証。
・核の脅威Let's Face It
核攻撃に対する準備の必要性と、核の都市、産業、人間への影響の検証。

 40分弱のソフトだが、あの映像が入っているのではないかと期待して注文。

 これは懐かしい「知られざる世界」のオープニング。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.27

 今朝はかなり冷え込んだようで、最低気温が氷点下2.3度まで下がっていたようだ。おそらくこの冬の一番の最低気温じゃないかと思う。8時の気温も氷点下1.6度。休日で良かった。起きた10時には4度近くまであがっていた。

 晴れたり曇ったりの天気だったが、昼を過ぎて、雪が降り始める。天気予報では降水確率20%くらいだったのだけど、気象状態が不安定なのか、激しく雪が降り始める。

 金曜日も降水確率は高くなかったが、朝起きるとどんよりとした天気だった。雨にはならないと見越して、普通通りに出勤しようとして外に出ると、小雨が降っていた。小雨と云ってもカッパを着ないとすっかり濡れてしまいそうなくらいに降っていて、いやいやカッパを羽織ってバイクに乗る。

 かなり寒く、雨がいつの間にか雪まじりになっていた。最初は雨がメインだったが、職場に近づく頃には7:3くらいで雪が多くなっていた。幸いなことに、間もなく止んで、晴れ間が広がった。

 本日の雪も一時のもので、30分くらい降って止んだ。当地ではこのシーズンのまともな初雪と云うことになるんではないかと思う。子供ならどうか判らないが、大人になると出勤とかのことを考えると雪は降って欲しくない。寒いのはまだしも、ウィークデイには絶対に降って欲しくないと願う。

 あとひと月は辛抱。今年の冬は長い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.22

のどかな天気

 今日は朝のうちは小雨が降っていたものの、出勤時にはカッパが必要でなく、さらには早朝から8度近い気温でほっとする一日の始まりだった。

 今年の冬は冷え込みが厳しく、すでに氷点下も当たり前のようになっている。こういう冷え込みは1月半ばからの気候なのだが、今年は12月から冷え込みが激しい。去年までなら3度を下回ると革のハーフコートを着ていたが、今年はいつもの薄手のダウンジャケットを上着なしでシャツのうえに羽織る程度で平気になってしまっている。慣れと云うのは恐ろしいものである。

 日暮れも遅くなり当地では5時半くらいになっている。仕事を終えて外に出るとまだ明かりが空に十分に残っていると嬉しくなる。さらに今日のように暖かいと、春遠からじ、などと云う錯覚に襲われる。

 明日からは天気は悪くないものの、寒さは厳しくなるようだ。すでに気象庁の当地の温度記録は23時で5度を切ってしまった。もうしばらくは冬を楽しませていただこうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.21

言葉を蔑[ないがし]ろにする人

 言葉を軽く扱う人は基本的に信じない方がいい。例えば饒舌な人であるとか。

 ツイッターという伝言ツールを使って、本格的に情報を発信しようとする政治屋がいる。ツイッターで扱えるのは高だか140文字。伝言ツールであれば、端的で有効性もあろうが、政策を示すために使うような類のものではない。そんなものに四六時中しがみ付いているような政治屋はろくなものではない。

 それにしても、白紙委任、であるとか、選挙で落とせ、といったことをのうのうと云えるのはどういったことか。これらは禁句中の禁句ではなかったのか。頭に立つものが言葉で率いることを試みず、その権力をちらつかせるのはその権力を持つ素質がないことを如実に著している。権力は本来結果であり、それを笠に着たところを見せしまえば権力者としては終わりと思ったほうがいい。

 偉そうにしているという言葉は偉い人には使わない。偉い人はただ尊敬されるだけである。偉そうに見えるのは実のない証拠である。

 ということで、かの人の報道を見る度にどうしようもないくらいに気分が悪くなるのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.20

本日入荷の積ん読素材

 先週のNHKFMの松尾堂でゲスト出演していたメガネスタイリストの藤裕美さんの話が面白かったので、著書の「めがねを買いに」を購入する。いわゆる眼鏡読本と云う感じの書籍である。

めがねを買いに
めがねを買いに

藤裕美 (著)
単行本(ソフトカバー): 192ページ
出版社: WAVE出版
ISBN-10: 4872905377
ISBN-13: 978-4872905373
発売日: 2011/10/12
商品の寸法: 21x14.8x2cm

 眼鏡と云うのは時計と似ている。上を見れば切りがないし、その前にこれというものになかなか出会えない。完全な道具であり、日常的に使い倒し、使い倒すことによってようやく身体の一部になるということ。まともなものを手に入れようとすると、最低で5万は必要で、それ以下ならおそらく妥協の産物だと思う。最低でも10年は使うつもりならなら、安売りチェーン店に行かなくてもいいかなと思ったりする。それでも安くはないけど。

 こちらも欲しいと思うけど、まぁ、高いし、機会があればということで。

傑作眼鏡大全 (本格眼鏡100ブランド1000本を完全網羅)
傑作眼鏡大全
(本格眼鏡100ブランド1000本を完全網羅)

世界文化社 (著)
ムック: 232ページ
出版社: 世界文化社
ISBN-10: 4418121374
ISBN-13: 978-4418121373
発売日: 2012/8/16
商品の寸法: 29.6x23.2x2cm


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.19

本日、発注のもの

 TV放映された「地球が静止する日」を見る。う~ん、正直云って面白くはない。そう云えば、これはリメイクだと思い、オリジナルの「地球の静止する日」についてあらためて確認すると、監督はロバート・ワイズだった。この人は、SFからミュージカルといろいろな作品を撮っていて、まさに映画職人である。

 とりあえず、ワイズのオリジナルを見たくなって、調べると、リメイクとオリジナル4枚組BOX新品が90%オフの送料込み589円で売られているのを見つけて、注文する。このソフトは余程売れなかったようだ。

地球が静止する日(劇場版&オリジナル版)コンプリートBOX
地球が静止する日(劇場版&オリジナル版)コンプリートBOX

監督: スコット・デリクソン
出演: キアヌ・リーブス, ジェニファー・コネリー, ジェイデン・スミス, キャシー・ベイツ, マイケル・レニー
ディスク枚数: 4
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD発売日: 2009/05/02

 TVで一度きり見た後に見る機会のなくて、DVDが欲しくて仕方のない「ヒンデンブルグ」もワイズの作品だ。このDVDは価格が崩れなくて、発売の頃からもう何年も手が出せないでいる。廃盤になる前に買わないといけないんだが。

ヒンデンブルグ
ヒンデンブルグ

監督: ロバート・ワイズ
出演: ジョージ・C・スコット, アン・バンクロフト, ウイリアム・アザートン, ロイ・シネス, ギグ・ヤング
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: キングレコード
DVD発売日: 2010/01/06
時間: 126 分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.18

祝!「黒部の太陽」ソフトリリース

 劇場でしか公開しないという方針から、幻の作品となってしまっていた熊井啓の「黒部の太陽」が石原プロモーション設立50周年を記念してソフト化解禁となった。いやいや、これは熊井ファンとしては嬉しい限りである。石原が製った映画なので、ソフトにしないというのは仕方がないが、監督の立場からするとどういった感じだったのだろうか。

 石原についてはほとんど関心はない。むしろ、好きな役者ではない。彼が熱烈に受け入れられているのが正直云って理解できない。石原プロダクションの役者も同様で、色物としか見られない。さすがに最近は皆、還暦を迎えるようになり、ようやく人間的な深みが出てきたかなと思われるが、しばらく前のブームの頃は云い方が悪いのだが糞のようなものだった。

黒部の太陽 [特別版]
黒部の太陽 [特別版]

監督: 熊井啓
出演: 三船敏郎, 石原裕次郎
形式: Color
ディスク枚数: 2
販売元: ポニーキャニオン
DVD発売日: 2013/03/20
時間: 196 分

 「黒部の太陽」は絶対に入手するとしても、ドリームボックスとやらに収録されている作品にも興味深いものが少なからずある。随分と高いのだが、BOXで予約を入れるべきか、単体でやるべきか。

裕次郎“夢の箱
裕次郎“夢の箱"-ドリームボックス-

出演: 三船敏郎, 石原裕次郎, 二谷英明, 宇野重吉, 滝沢修
ディスク枚数: 6
販売元: ポニーキャニオン
DVD発売日: 2013/03/20
時間: 752 分


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.17

本日入荷の積ん読素材

 あたしの文化圏に漫画というものは基本的になく、手にすることのある作家は、つげ義春、大友克洋と、この楳図かずおだけである。漫画は行間が読めず、非常に読むのが辛いのである。これらの作家については、その向うにあるものを読む奥行きがあって、安心して読むことが出来る。特にその中でも顕著な存在は、つげ義春である。

 楳図かずおの作品はパーフェクションと云うシリーズで、お馬鹿な装丁者によってズダズダにされながらも、大判で発行されるので、ひととおり買ってしまっている。最近、チェックをすると「14歳」がリリースされていたので、注文する。

 価格の総額も相当なものになったが、届けられた書籍の量のあることあること。小ぶりのダンボールにぎっちり詰め込まれて届けられた。これまでは全13~20巻でリリースされていたものが、今回は4巻である。1巻の量が半端でない。

 文庫本のように小口が切り揃えられていない装幀で、これまた文庫本と同じように茶色の紐栞がついている。しかし、文庫本とは大きく異なって、1000ページを超えるような厚さにしていて、いかにも読む際に背を割ることを意図しているような悪意を感じる。

 楳図の最後の作品で、今回のリリースにあたって最後を書き下ろししているという。祖父江という装丁者の悪意と戦いながら、ゆっくり楽しもうと思う。

14歳 1
14歳 1

楳図 かずお (著)
コミック: 851ページ
出版社: 小学館
ISBN-10: 4091848206
ISBN-13: 978-4091848208
発売日: 2012/10/30
商品の寸法: 19x13.2x5.2cm

14歳 2
14歳 2

楳図 かずお (著)
コミック: 943ページ
出版社: 小学館
ISBN-10: 4091848222
ISBN-13: 978-4091848222
発売日: 2012/10/30
商品の寸法: 19x13.2x5.4cm

14歳 3
14歳 3

楳図 かずお (著)
コミック: 1263ページ
出版社: 小学館
ISBN-10: 4091848230
ISBN-13: 978-4091848239
発売日: 2012/11/30
商品の寸法: 18.8x13.2x7cm

14歳 4
14歳 4

楳図 かずお (著)
コミック: 1185ページ
出版社: 小学館
ISBN-10: 4091848249
ISBN-13: 978-4091848246
発売日: 2012/11/30
商品の寸法: 18.8x13.2x7.2cm


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.16

体罰としごき

 またどこぞの正気ではない市長が暴れているようだ。ガッコの部活の指導の悪さで生徒が自殺したのだが、すべての運動部の休止やら体育関係科の入試の中止を要請しているらしい。指導するオトナ側の問題で、それを生徒にそのままおっ被せて当たり前と云う態度はどうかと思う。この男はやる事なす事がすべて極端過ぎて、現実を踏まえていない。為政者としては完全に失格である。首長と教育委員会は別権限で動いているので、教育委員会がどのように判断するのか興味深いところである。

 今回の事件は体罰と云うよりもいわゆるしごきというヤツである。体育会系や音楽部系にこのしごきは顕著である。うちの弟も中学、高校と吹奏楽をやっていたのだが、中学の時の部のOB会の名称が、そのまんま、「どつかれた会」である。担当の教師は異動先のガッコでどつき回っては、全国大会に出場させて、賞を取らせていた。

 弟に云わせると確かに殴られるのは嫌だったようだが、それでも止めることはなかったし、OB会とかにも喜んで出ている。目的があるので、おかしな話なのだが、そういった暴力も受け入れられるようである。

 しごきと云った精神論は日本人には馴染みが深く、戦争の軍隊では当たり前のような気がしている。あまりにも上官のしごきが酷かったので、敗戦後、皆で復員船から投げ捨てたといった話もある。方法論ではなく、とにかく死ぬ気でやれば、何とかなるというのが日本人の発想の根底にはあるのかもしれない。でなければ、あんな無茶な戦争はしなかったはずだ。戦線の兵士に休暇があったりする米国の軍隊は日本人にとっては別世界である。

 しかし、米国の軍隊にも異常なしごきは存在しているようで、TVドラマシリーズの「バンド・オブ・ブラザーズ」では第二次世帯大戦でもっとも成績をあげた空挺部隊がどのような過酷なしごきの訓練を受けて力をつけたか、また、、キューブリックの「フルメタル・ジャケット」 では普通の青年が人格をとっぱわれ殺人兵器に作り上げられる様が描かれている。まぁ、どちらの作品でもその上官はまともな目にはあっていないが。

 しごきについては方法論と云うものとっぱらって、手軽に精神論で行うため、やはり問題が多い。相手が人間の場合、色んなケースがあるのだが、それをひとつの方法だけでやってしまおうというのがそもそも無謀である。状況を見て各々のケースに応じた対応をとるのは、研究が必要であり、手間がかかるのもである。しかし、そこには個を大切にするという精神が基本的にあり、ひたすらしごき続けるのとは異なる。

 精神論的なしごきが出来る人間は、おそらく、対象を人格ある個人として捉えずに、駒としか考えていない筈である。でなければ、むやみやたらに怒鳴ったり殴ったりするということはできない。必ずしも効果があると考えられないことを続けるのは、普通、あり得ないからである。

 ということで、まぁ、こういったしごきを続けることで出来る人間はそもそも人格的に問題があるのではないかと思う。

 体罰は絶対ダメだとは思わない。必要な時期もあると思う。あたしも数度、自分の子供を叩いたことがある。「お前は悪いことをしたから、尻を叩く。だから、尻を出せ」といって、スボンを自分で脱がせて、2度叩く。これが、体罰だと思う。だから、体罰が出来るのは小学校に上がる前の、言って完全に聞かせることの出来ない時期になる。もちろん、感情に任せて殴るのは論外である。

 しごきによって指導を続けて来た人は、おそらくそれが当たり前になっているし、その他の指導技術を持ち備えていないから、変えることは出来ないんじゃなかろうかと思う。それを許容する事が出来る人しか下につけないと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.15

訃報 大島渚

 またしても、この人も逝ってしまったのか、という感がある。この10年はほとんど姿を見ることはなかったが、あたしにとっては映画監督と云うより知識人的な役割でTVに出演している姿の方が印象に残っている。

 監督作品は少なくないが、あたしが見たのは2本だけである。一本は「青春残酷物語」でもう一本は「戦場のメリークリスマス」だった。

 戦メリは高校生時代に公開時に見た。普段はそんなにつるんで遊ぶということのない同級生3人と一緒に観に行こうという話になって、映画館の近くの街なかに住む友人の家に集まった。市街地の良いところにあるテナント持ちビルの上階2階が自宅で、最上階に友人の部屋があった。オールナイトを観に行くと云うことで、手荷物を友人宅に置いて映画館に行った。夜半に映画が終わり、友人宅に戻ろうとしたのだが、鍵がかけられてしまって中に入れず、締め出しをくらってしまった。

 週末の早朝、雨も振りだし、アーケード街で雨はしのげるものの、肌寒い。当時はコンビニのようなものはなく、市街地の商店街といえど、開いているような店は全くなかった。あてもなくぶらぶらするしかなかった。そんな中でドーナツ屋が比較的早い時間から開いているのを見つけ、皆で飛び込む。腹拵えをしつつ、さらに友人の家族が起きる時刻まで完徹で時間を潰した。そんな経験が高校の頃にあった。

 彼らと遊んだのはその時だけで、何とも不思議な感じである。

 だから、大島と云うと、やだねぇ、と思いつつ、雨の降る曇りを見上げる早朝と云うのをすぐに思い出してしまうのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.12

子供のメガネを新調する

 昨日の夜、別居中の下の子から電話があって、床に置いていたメガネをカミさんに踏まれて壊れてしまったという。子供はかなりの近眼で、メガネがないと不自由するはずなので、さっそく新しいメガネを作ることにする。

 前に使っていたメガネは弐萬圓堂で作ったのだが、震災の影響で当地からは撤退していて、店舗はない。こんどは眼鏡市場にいってみる。

 小学生まではジュニアコースというのがあって一式13,650円で作れる。価格は安いのだが、まぁ、フレームの品揃えは酷い。子供のうちはメガネは本当に壊すための道具のようなものなので、このあたりは辛抱して貰わなくてはならない。これは違う、これは違うと思った以上のこだわりを持って選択をしていたのが意外だった。選んだのは前に使っていたのと同じような無難なありふれたフレームだった。

 しかし、驚いたのは即日加工、30分程度での手渡しが可能なことである。普通なら早くて4日くらいかかるのが、お茶を飲んでいるうちにできてしまうというのは凄い。レンズの在庫次第と云うことらしいのだが、プラスチックレンズになって製造が簡単になったのかもしれない。メガネを完全に壊してしまって、替えがない時は本当に有り難い。

 ということで、あたしの持っているシルエットのミニマルXを老眼鏡にしたいと思い、レンズ交換は可能かと尋ねるとやはりダメだと云われた。あれを買った店はレンズ代も高いのであまり使いたくないんだよねぇ。ということで、自宅用の老眼鏡はなかなか作れず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.09

坂本龍一 『王立宇宙軍 オネアミスの翼~メインテーマ~』(87)

 30年前にあたしが贔屓にしていたといえば、やはりYMOだった。なかでも坂本は特にあたしの好きな映画と云う分野でも楽曲を提供して、世界的にも有名になった。しかし、何とはなく胡散臭さも感じる。メロディーメーカーではあるのだが、両手放しに絶讃する気にはなれなくなっていた。その点、何と云っても細野晴臣は別格であり、本物であると確信している。

 しかし、そんな坂本の楽曲でも年に数度は聴きたくなるものがある。「王立宇宙軍 オネアミスの翼」というアニメ映画で用いられたメインテーマである。オープニングに用いられる様は次の通りである。

 映画は好きなのだが、アニメは押井守作品かエヴァくらいで、後はほとんど見ない。どうにもついて行けないというのが正直なところである。実を云うとこの「王立宇宙軍 オネアミスの翼」についてもすでに数年前にDVDを入手済なのだが、まだ全編通して見切ったことがない。最初の20分間でやめてしまう。しかし、このオープニングにかかるメインテーマはどうしても気になる。

 曲自体は非常に単純で、簡単なメロディーがパーカッションで彩られているというものである。しかし、何故だがこころを掴まれてしまうのである。音楽の不思議としか云いようがない。

 それにしてもネットと云うのは有り難い。大抵の"あの曲"がすぐに得られる。15、6年前なら古レコード屋を梯子して、なおかつ、数ヶ月に一度は通わなければならなかった。段々、辛抱が足りなくなっていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.08

本日入荷の積ん読素材

 発売日は明日のはずなのに、なぜか今日届く。実際にはタイトルとは異なり、ざっと軽く一度目の観賞をしている。

 さすが「エイリアン」のリドリー、前半はややかったるくも後半、ぶっ飛ばし。自分で自分の過去の作品をオマージュしてどうするんかいと云った苦笑も出てしまう。

プロメテウス 4枚組コレクターズ・エディション (初回生産限定)
プロメテウス 4枚組コレクターズ・エディション (初回生産限定)

監督: リドリー・スコット
出演: ノオミ・ラパス, マイケル・ファスベンダー, ガイ・ピアース, シャーリーズ・セロン
ディスク枚数: 4
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
DVD発売日: 2013/01/09
時間: 124分

 購入したセットではDVDでの本編も収録されているのだが、やはりブルーレイで観てしまうと、DVDは耐えられない。ビデオテープとDVDの関係によく似ている。今後はブルーレイソフトしか買えなくなってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.07

730,000番目のお客様は..

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目、111,111番目、123,456番目、130,000番目、131,313番目、133,331番目、140,000番目、150,000番目、160,000番目、170,000番目、180,000番目、190,000番目、200,000番目、210,000番目、220,000番目、222,222番目、230,000番目、234,567番目、240,000番目、250,000番目、260,000番目、270,000番目、280,000番目、290,000番目、300,000番目、310,000番目、320,000番目、330,000番目、340,000番目、350,000番目、360,000番目、370,000番目、380,000番目、390,000番目、400,000番目、410,000番目、420,000番目、430,000番目、440,000番目、450,000番目、460,000番目、470,000番目、480,000番目、490,000番目、500,000番目、510,000番目、514,926番目、520,000番目、530,000番目、540,000番目、550,000番目(560,000番目は忘れてました)、570,000番目、580,000番目、590,000番、600,000番、610,000番目、620,000番目、630,000番目、640,000番目、650,000番目、660,000番目、670,000番目、680,000番目、690,000番目、700,000番目、710,000番目、720,000番に次ぐ86度目のキリ番プレゼントで、今回は730,000番目のキリ番です。

 読書グッズP-hookのプレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "730,000" に読み替えて、気に留めておいてください。

 肝心のカウンターですが、タイトルの右上に灰色で非常に判り難く居ります。シンプルなのが好きなので、カウンターはこのくらいの存在感があたしの好みです。

 なお、カウンターを気にしていなくても、キリ番を踏んだ人にはメッセージが表示され、見落とすことはない設定を施しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »