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2012.12.25

訃報 中沢啓治

 糖尿を患って目を悪くしたため、執筆ができなくなっていたことは知っていたが、肺癌で亡くなるとは思ってもいなかった。つい最近まで何かのインタビューとかで姿を見かけていたような気がする。

 彼のライフワークの「はだしのゲン」は何だかんだと云われつつも偉大な存在である。ある年代以上の日本人にはしっかり根を下ろしてしまった存在なのではないかと思う。その証拠に、某巨大掲示板からは「ギギギ」やら「くやしいのう」といった台詞のレスがなくなることが信じがたいものになってしまっている。

 あたしがゲンを読んだのはガッコの図書館ではなく、習字教室での待合室に置かれていたもので、小学4、5年生のことだった。全巻揃ってはおらず、話の途中までしか読めず、結局、通して読むことになったのは10年くらい前に一冊で数巻分をまとめた全4巻くらいのものが発売されたのを購入した時だった。

 一見、明るいのか暗いのかよく判らないような物語なのだが、やはり中沢の実体験によるもので、その異常なまでの恨みと云うのを恐ろしく感じた。おそらくその執念というものが、ここまでこの作品を著名にしたのだと思うし、乱暴ではあるものの、平和教育に大きく貢献したと思う。

 当時、小学校に入ったばかりくらいの上の子はこの漫画が気に入ったようで、特に怯えることもなく熱心に読みつつげていたのが、何とも異様だった。ひたすら読まれたので、簡単な作りだった本は分解してしまい、おそらくカミさんに捨てられてしまったのではないかと思う。

 あたしは、この「はだしのゲン」やら「八月がくるたびに」とかの影響で、妄信的な反核論者になってしまったわけだが、世の中の流れとしては、なにやらきな臭い感じになりつつある。彼の死を契機に、また皆が何かを考えるようになれば良いのだが、おそらくそういうことはぴないだろうと思う。

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