情報の収集について
PCについていろいろ他の人から問い合わせされることが多いのだが、当たり前のことだが訊かれることすべてについて知っているという訳ではなくて、6割くらいは即答できない。ちょっと時間を下さいと折り返し連絡することを伝えて、ネットを調べる。ほとんどのことがネットを検索することで判明し、解決策を連絡する。いわゆるggrksである。
まぁ、PCについては判らないことは情報を取ってきて解決する能力というのが、それを使うための要件のひとつになっていると思う。まず他人にストレートに尋ねるような事があれば、基本的に使いこなす素質はないと思ってもいい。ちなみにあたしはこの17年間、他の誰かに質問した経験はない。しかし、質問のやりとりのログを参照するのは日常茶飯事である。
簡単に情報が手に入るようになったものだと思う。TVを観ていて、あの芸人は生きているのか死んでいるのかと云う話になると、昔はなかなか正しいことが判らなかった。それを確認するような資料はなくて、周りの人間の記憶等しか頼ることが出来なかった。確認したいと思えば、芸能人名鑑といったような本が出ているはずだから、図書館に行って調べるしか方法はない。家にある百科辞典に記載されているようなことでなけれれば、なかなか情報は手に入れられなかった。
図書館に調べにいくのが確実なのだが、やはり敷居が高く、そう云う意味では調べものの場所として書店が実に有効だった。立ち読みをして、とりあえず情報を確認し、書籍自体が必要であれば、その場で買って帰った。書店は本を買うところだけではなく、調べものをするところでもあった。
今となっては、ポケットに入っているスマートフォンがあれば、旨く調べる事ができれば、判らないことはないくらいになってしまった。クイズ番組でクイズに答えるのを見て、それがどうしたんだという気にもなる。直に知っていれば、抽出しが多くなるのから有利であることには間違いないのだが、情報としての知識としては必ずしも常に携えておく必要がなくなってしまった。
我々の子供のころと、自分の子供とは見えている世界が違っているんだろうなと思う。それは空き地で基地ごっこするのと携帯ゲームで遊ぶ差に似ているような気もしないではない。
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