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2012.12.18

喫茶店代わりの回転寿司

 仕事から帰ると別居中のカミさんから電話がある。上の子の進路について相談したいので、皆で飯でも食いに行かないかと云う。飯を食いながらじっくり話が出来るのかと思いつつも、車を出して、カミさんのところに迎えに行く。

 とにかく外食はしないので、すき家とか回転寿司のようなファーストフードしか思い浮かばない。ファミレスでさえ
この10年くらい入ってないような気がする。皆からどこに行きたいか案が出てこないし、携帯で確認すると待ち時間なしということなので、つい先週、子供を連れて行ったばかりの回転寿司に行くことにする。

 カミさんに云わせると、どうして、回転寿司なのかと云う。回転寿司で話をしようという感じはしないらしい。

 とにかく回転寿司について、晩飯。回転寿司は多少割高なところもあるが、必要なだけしか注文しないので、普通の飯屋に行くのよりも割安で清ませられることが少なくない。ひとり1200円もあれば、だいたい満足できるほど食べられる。同じ額でトンカツ屋でトンカツ定食を食っても満足することはない。

 ひととおり飯を食って、子供の進路の話をする。来年度大学受験なのだが、今くらいにどのあたりガッコを目指すか決めるらしい。その際に親が出し得る学費を考慮して検討しないといけないらしい。私学の医学部だったりすると完全に一財産必要になるのだが、幸いにもうちの子はそんなに賢くない。あたしのスタンスは将来的に食うだけのことができれば問題ないと思っているので、特に進学も絶対ではない。行きたいガッコがあって、通うことができれば、それだけのことはするつもりでいるということ伝える。

 回転寿司でこんな話をしていたのだが、回転寿司は基本的に喫茶店並みに過ごすことが出来るのでいいと思った。飯屋で話をしようとすると、食い終わってから食器を下げられると手持ちぶたさんになってしまうのだ。テーブルにお冷やがあるだけで話をするというのはなかなかやりにくい。回転寿司では適当に皿を取りながら、間を取ることが出来るのだ。多少長居をしていても皿がテーブルのうえにある以上はそんなに片身狭い思いをしなくてもすむ。回転寿司の特異さをあらためて思い知った。

 しかし、子供の希望かあたしの出身校である駅弁ガッコの理学部化学であることは意外だった。あたしは本来は物理をする予定だったのを受験の願書の提出時に文学部に鞍替えした。文学と云っても言語学なので、いわゆる文系そのものではない。そして、高校の時、一番嫌いだった学科は化学で、あんなものが面白いというヤツは理解できない。化学をやりたいという子供の頭の中を覗いてみたくて仕方がない。

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