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2012.12.19

サホセン稼業

 続けば続くもので一日に3人もPCについて教えて欲しいなどという電話が立て続けに入る。2人は以前に一緒に仕事をしたことのある人で、そのうちの一人はすでに定年退職している。もう一人は同じ役場の職員だが、一度も会ったこともない。7年ほど前に開発が終了して、まったく手を加えていないAccessベースのシステムのユーザーさんで、データ移行についての問い合わせ。

 これが昨日のことだったのだが、今度は別の市町村の職員から電話が入る。先のAccessベースのシステムというのが県下の全市町村に配布されていて、県全体を一元管理する形で運用が行われている。そんなに大したプログラムではないのだが、必要なとき動かないと業務がストップしてしまうといった支障がでるらしい。

 この市町村は少し前にPCの入れ替えをしてそれから不都合がでるようになったようだ。実際、開発が終わってから7年も経つのだが、何の問い合わせ等もなく、もう外部委託でもして使われていないんじゃないかと思っていたのだが、そうではなかったようだ。作った人さえ感心してしまうような安定運用である。それで、前に問い合わせがあった時は、完全に原因が突き止められず、不都合は根幹的なところにはなかったので、障害を起こしている機能を外すようなプログラムの変更をして対処した。

 今回の障害は、一元管理をするためにはデータのやりとりを行う必要があるのだが、そのデータの出力、取込の機能が働かなくなったようなものたった。7年間にこの手の運用上致命的な障害が生じていると絶対に連絡が入っているはずだから、この自治体独自の問題が生じているとしか考えられない。いろいろ電話で聞き取りを原因が思い当たらなかった。

 その職員はどうしても早急に障害を復旧させる必要があるらしく、「今からPCを持って、そちらにお伺いしてもいいですか」などと云う。いやいや、こちらとしては現物を見ないと判断できないところがあって、そうしていただくのは非常に開発者としては有り難いのだが、50kmほど離れたところにある市町村で、高速を使っても1時間強はかかる。いつでも良いから、良い時間を教えてくれ、というで、それから1時間半後の正午を指定する。いくら役場の仕事とは云え、余所の部署のことなので、業務時間を当たり前のように使う訳には行かないので、無理を云った。

 ノートPCを抱えて職員がやってきたのは昼をすでに15分くらい過ぎていた頃だった。30後半の技師さん風のひとで、本当は持出禁止のPCで、情報管理にもセキュリティを解除して貰ってます、と云って差し出すPCを開いてみる。肝心の取り込みが出来ないというデータのコピーをとって別のところに移動させようとすると処理が出来ない。管理者によって制限されていると云ってくる。なんか無茶苦茶なセキュリティがかけられているようで、権限に関するプロパティを見るとファイルの変更に制限がかけられていた。業務系のプログラムなので思い切り制限をしたのだろうけど、こんなことをされるとシステム自体が動かなくなる。プログラム上で幾つかのファイルはコピーしたり、削除したりするので、これが制限されるとなると使用禁止と云われているのと同じことである。

 なんかセキュリティということが判っているのか判っていないのかと云うような制限のかけ方で、苦笑せざるをえなかったが、PCを抱えてやってきた局員にはその旨伝えて、情報管理課の職員と相談するように伝えた。

 しかし、その職員は行くと云って速攻で訪れたのだが、ちゃんと出張等の処理をしてきたんだろうか。うちの役場はそのあたりかなり面倒で、高速塘路をつかったり、公用車で遠方にいく場合はいろいろなところで決裁を取らないといけないし、私用車とならばまず論外の扱いになる。なんか、びっくりするような他市町村職員の行動だった。

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