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2012.10.05

訃報 大滝秀治

 ついにこの人も引かれてしまった。

 87歳で、なおかつ、しばらく前まで役者をしていたのだから幸せな人生だったろう。昭和の名脇役としては、笠智衆に次ぐくらいの存在だったのではないかと思う。もっとも笠はあまりに偉大で、超えられるものではないが。

 気づいた時にはこの人はすでに禿げていて、頭髪のあるのをみたことがない。笠も禿げていたが、「東京物語」あたりでは後退したくらいの頭髪が残っていた。50代後半からの禿げたおじいさんといった風貌しか知らないのが残念である。

 それにしても、市川準の「つまらん、お前の話はつまらん」のキンチョールCMは大滝をさらに身近な存在にしてくれた。ひとを小馬鹿にしたようなCMだったが、あれをやって様になるのは大滝くらいだし、ほかの誰かがやっても単なる馬鹿にしか見えなかったろう。市川のセンスの極みである。

 あたしが昭和の名脇役をあげるとすれば、他には佐藤慶、小林桂樹くらいか。脇でも脇が品を支える存在なので、馬鹿にできない。平成の名脇役としては、あたしは大杉漣、岸辺一徳を期待している。

 それにしても大滝秀治も同日に亡くなった金子哲雄も自宅で最後を迎えたらしい。病院でなく、自宅で亡くなることが出来るというのはうらやましい限りである。闘病の結果としては一般庶民にはなかなか許されていないことではないかと思う。

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