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2012年10月の10件の記事

2012.10.31

訃報 藤本義一

 またTVでよく見ていた人が亡くなった。

 藤本義一を知るのはほとんどが11PMである。その他には若手リーマン向けのビジネス誌でハウツー相談回答をしていたのをちらりと見たくらいである。

 随分人気があって、亡くなる時にも知り合いに囲まれて亡くなったようだが、あたしにとっては得体の知れない人だった。彼はいろいろ意見らしきことを云っているのだが、それが像を結ばないのである。何度かTVを見ていると、このような時はこのような反応をするだろうと、段々と人間像のようなものが見えてくるのだが、この人についてはそれがなかった。

 掴みどころのない、ぬるぬるした人、というのがこの人の印象である。

 この人の話で、良かったのが数年前にラジオで聴いた「おいあくま」という言葉。これはおそらくあたしが死ぬまで、常に心の隅に置いてい続けると思う。この話を聴かせてもらったことには感謝している。

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2012.10.24

720,000番目のお客様は..

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目、111,111番目、123,456番目、130,000番目、131,313番目、133,331番目、140,000番目、150,000番目、160,000番目、170,000番目、180,000番目、190,000番目、200,000番目、210,000番目、220,000番目、222,222番目、230,000番目、234,567番目、240,000番目、250,000番目、260,000番目、270,000番目、280,000番目、290,000番目、300,000番目、310,000番目、320,000番目、330,000番目、340,000番目、350,000番目、360,000番目、370,000番目、380,000番目、390,000番目、400,000番目、410,000番目、420,000番目、430,000番目、440,000番目、450,000番目、460,000番目、470,000番目、480,000番目、490,000番目、500,000番目、510,000番目、514,926番目、520,000番目、530,000番目、540,000番目、550,000番目(560,000番目は忘れてました)、570,000番目、580,000番目、590,000番、600,000番、610,000番目、620,000番目、630,000番目、640,000番目、650,000番目、660,000番目、670,000番目、680,000番目、690,000番目、700,000番目、710,000番目に次ぐ85度目のキリ番プレゼントで、今回は720,000番のキリ番です。

 読書グッズP-hookのプレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "720,000" に読み替えて、気に留めておいてください。

 肝心のカウンターですが、タイトルの右上に灰色で非常に判り難く居ります。シンプルなのが好きなので、カウンターはこのくらいの存在感があたしの好みです。

 なお、カウンターを気にしていなくても、キリ番を踏んだ人にはメッセージが表示され、見落とすことはない設定を施しています。

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2012.10.23

沈黙は金

 どこぞの馬鹿市長がまた暴れているらしい。怒り根源となった雑誌の出版社は早々に謝罪をしたが、その市長をこき下ろす記事を書いた作家は知らぬ存ぜぬを通している。

 市長の怒り狂うその姿は、作家が初めからそうなることを見込んで仕組んだのではないかと思う。記事はネガティブキャンペーンを計ったようなものだが、今後の掲載を中止するような結果をもたらしたとしても、本人の本性を示すような醜態を引きだしたことに成功したのは、もっとも意図することだったのかもしれないと思うのだ。

 某市長の評価はどうしようもないくらいに落ちたはずだが、それは所詮、その程度の者だったということである。あたしは初めてTVで見た時から、これほど怪しく不快な人物はいないと感じていたのだが、やはり間違いではなかったようである。

 しかし、軽率に多くの言葉を発するということはいかに下らない結果を引き起こすことか。政策的にはスッカラカンの首相であるが、不必要なことを口走らないということに徹しているため、その体を保つことが出来ている。有能であればまだしも、無能である人間に一番大切なことはいかに黙っていられるかということだ。

 ツイッターを情報発信のツールであると考えること自体が誤っている。伝達ゲームには向いているかもしれないが、基本的に便所でのつぶやきを曝しているだけだと考えた方がよい。

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2012.10.22

尼崎の事件のこと

 尼崎を中心に起った連続殺人事件なのだが、その異常性が世の中を震撼させているようだが、またか、という気もしないではない。

 今回の犯罪は金銭が大きく絡んではいるものの、連合赤軍の永田や北九州一家監禁の松永のとった行動に非常に類似していて、その犯罪が長期に渡って野放しにされていたため、規模が大きくなっただけという理解をしている。自分の利益のために他人を傷つけることに全くの罪悪感を感じないという、いわゆるサイコパスと云う人格障害者はいるもので、職場にも傷害事件を起こさない程度の者はいたりする。

 しかし、今回の事件は連合赤軍の時の山岳ベースや、北九州のある一家族だけといった密室的な限られた範囲ではなく、いくつもの一家、そして、警察に逃げ込んだものの相手にされなかったというところに問題があるだろう。

 犠牲となった者は見捨てられたと思ってもよいと思う。

 民事不介入と云った原則が警察にはあるかもしれないが、極度の暴力行為には傷害事件として取り扱う必要があるのではないかと思う。犯人が養子縁組みをして、搾取する一家を身内にしていったのは、そういった警察の弱みを知っていたからに違いない。役場で仕事をしているとDVで保護中の者の一覧が回ってきて、個人情報の取り扱いには厳重に注意するよう通達される。そういった身内の暴力も警察権力はもっと立ち入るべきであるように思う。

 しかし、こういった人格障害者について矯正はどのように対応するか、今後の問題となるかもしれない。

 なお、連合赤軍と北九州の事件については、次のコンテンツが詳しい。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

監督: 若松孝二
出演: 坂井真紀, ARATA, 伴杏里, 地曵豪, 並木愛枝
形式: Color, Widescreen
画面サイズ: 1.78:1
ディスク枚数: 2
販売元: CCRE
DVD発売日: 2009/02/27
時間: 190 分

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件

豊田 正義 (著)
文庫: 339ページ
出版社: 新潮社 (2009/1/28)
ISBN-10: 4101368511
ISBN-13: 978-4101368511
商品の寸法: 15.2x10.6x1.6cm

(表紙を拡大)

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2012.10.14

FDISKがない

 週末となると下の子は早い時間からやってきて、専用PCを遅くまで触っている。あたしは基本的に何の口出しもせずに、そのまま使わせている。口出しをしないというのは、制限もしないし、何も教えないということである。

 子供が云うのには、FDISKが出来ずに困っている、ということだった。FDISKとは実に懐かしいコマンドで、職場で部署にPCが導入されるたびに、FDISKでパーティションを切って、OSとその他のドライブを分けてインストールのし直しをしていたものだ。

 15、6年前のPCは今ひとつ性能が悪く、FATが壊れることが多かった。FATが壊れても修復は出来なくはないらしいのだが、素人のやるようなことではない。FATが壊れるのはOSの入った頻繁に更新が行われるCドライブが多く、データ専用のドライブを別にしておくと、取り返しのつかなくなることはほとんどなかった。

 そんなことがあって、FDISKは馴染みのある怖いコマンドだったが、それをWindows7でしようとすると、ない、ということだった。

 正直、簡単にFDISKなんてやってしまうと、とんでもないことになるのだが、下の子にどうしてそんなものを使う必要があるのかと訊くと今月の下旬にはWindows8がリリースされるので、7とのデュアルブートが可能なようにパーティションを切りたいのだという。どこでそんな情報を仕入れてきたのか。

 FDISKなんてWin7にはないかもしれないというと、さらにいろいろ調べて、フリーのパーティション管理のソフトを見つけてきて、ダウンロードしたようだ。いわゆるパーティションマジックもどきのソフトである。それでもって、30Gほどのドライブを作ったようだ。

 PCなんて他人に教わるようだと使えるようにはならないと思うのだが、それでも、OSをインストールするためにパーティションを切ってしまうという小学生も末恐ろしい。まぁ、どこまで伸びてくれるか、見ていようと思う。

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2012.10.05

訃報 大滝秀治

 ついにこの人も引かれてしまった。

 87歳で、なおかつ、しばらく前まで役者をしていたのだから幸せな人生だったろう。昭和の名脇役としては、笠智衆に次ぐくらいの存在だったのではないかと思う。もっとも笠はあまりに偉大で、超えられるものではないが。

 気づいた時にはこの人はすでに禿げていて、頭髪のあるのをみたことがない。笠も禿げていたが、「東京物語」あたりでは後退したくらいの頭髪が残っていた。50代後半からの禿げたおじいさんといった風貌しか知らないのが残念である。

 それにしても、市川準の「つまらん、お前の話はつまらん」のキンチョールCMは大滝をさらに身近な存在にしてくれた。ひとを小馬鹿にしたようなCMだったが、あれをやって様になるのは大滝くらいだし、ほかの誰かがやっても単なる馬鹿にしか見えなかったろう。市川のセンスの極みである。

 あたしが昭和の名脇役をあげるとすれば、他には佐藤慶、小林桂樹くらいか。脇でも脇が品を支える存在なので、馬鹿にできない。平成の名脇役としては、あたしは大杉漣、岸辺一徳を期待している。

 それにしても大滝秀治も同日に亡くなった金子哲雄も自宅で最後を迎えたらしい。病院でなく、自宅で亡くなることが出来るというのはうらやましい限りである。闘病の結果としては一般庶民にはなかなか許されていないことではないかと思う。

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2012.10.04

本日入荷の積ん読素材

 特にファンだった訳ではないのだが、オールタイム・ベスト盤が出たので購入してしまう。この人の日曜日のFM番組は聴くことがよくあるし、やはり、CMソングでお馴染だったりする。初期の曲もEPOによるものだが、「DOWN TOWN」なんてひょうきん族の頃から馴染んでいる。

OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~
OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~
(初回限定盤)

山下達郎
CD (2012/9/26)
ディスク枚数: 4
フォーマット: Limited Edition
レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
収録時間: 216 分

 妙に清涼感のある曲が邦楽的でなくて、好き。

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2012.10.03

怪奇大作戦 DVD-BOX 上巻

 幼少期に見たTV番組でインパクトがあったのが、ウルトラセブンとサンダーバードである。このふたつは人格形成に関っているくらいではないのかと思われるほど、今でも重要である。双方とも本放送ではないが、数年後の再放送で見ている。

 円谷プロがウルトラセブンのすぐ後に作ったのが、「怪奇大作戦」だった。犯罪事件を科学を用いて解決するというドラマなのだが、特撮、俳優等が秀でていて、制作から45年が経とうとするが今だに人気がある。このドラマは後にBSか何かで再放送されているのを数話見ただけで、ほとんど見ていないに等しい。ウルトラQは、もう一つ関心が持てなかったのだが、久しぶりにDVDがリリースされるということなので、この機会に入手してみた。

怪奇大作戦 DVD-BOX 上巻
怪奇大作戦 DVD-BOX 上巻

監督: 飯島敏宏, 円谷一, 実相寺昭雄, 鈴木俊継, 小林恒夫
出演: 勝呂誉, 岸田森, 原保美, 松山省二, 小橋玲子
ディスク枚数: 4
販売元: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
DVD発売日: 2012/09/21
時間: 324 分

 ということで、第一話を見て、驚いた。ずーっと気になっていたみかん箱の潜水艦の話が、怪奇大作戦の第一話「壁ぬけ男」だったのである。記憶の奥底にあったものそのものだったので、可笑しくなって笑ってしまった。しかし、記憶にあったのは潜水艦の件だけで、その他はまったく覚えていなかった。

 怪奇大作戦も本放送に近い頃に見ていたことに驚く。

 しかし、よく考えてみるとNHKの人形劇で「ひょっこりひょうたん島」が終わって、「ネコジャラ市の11人」が始ったのをちゃんと記憶しているし、案外、幼稚園に入る前のことも覚えているのかもしれない。

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2012.10.02

訃報 金子哲雄

 人間死ぬ時は死ぬし、死なない時は死なない、というのがあたしの考えで、まぁ、そんなに焦らずに生きていようと数日前にも思っていたところなのだが、やはり、死ぬ時は死ぬんだと思ったのが、金子哲雄の訃報である。

 この人は享年41歳と云う事で、随分と若かったようだ。コメンテーターとか芸人まがいのことをしていたが、元はコンサルタントらしく、どのような業務をしていたのか、見てみたく思っていた。

 それにしても本当に死は平等だ。有名であろうとなかろうと、それなりに訪れる。有名であったり、金持ちであったら、200歳まで生きられるとすれば、どのような感じになるだろうか。豪邸のようなライフは存在するか?

 まぁ、明日からも死ぬまで生きるとしよう。

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2012.10.01

みかん箱のような潜水艦

 あたしは映画好きで、映画館通いをすることはなくなったものの、DVDソフトは順調に増え続けている。

 映画好きも映画館が初めにありきではない。小学生の頃、親に映画館に連れて行って貰ったことは2回。知り合いのおじさんに連れて行って貰ったこと1回の計3回だけである。しかし、映画館がまだまだ活気があって、TVの放映も頻繁に行われていた。

 あたしが小さい頃は特撮ものの怪獣映画が量産されていて、TVでよく流れていた。今のような垢抜けしたものではなく、妙におどろおどろしい重いものばかりだったような気がするが、それでも子供にとっては刺激的で、毎週のようにその手の映画放送を見ていた。

 そんななかで印象に残っているワンシーンがある。おそらく小学校に入るか入らないかの頃に見た映画ではなく、ドラマのものだったと記憶しているが、みかん箱のような小さな潜水艦に乗り込んで、海底に逃げるのだが水圧で押しつぶされてしまう、といったものだ。潜水艦にしては妙にちゃちいもので、なんでこんなものを使うのかと不思議で仕方なかったが、押し潰されて海底に閉じ込められるのは随分と恐怖感をあおった。

 ずーっとどういった作品なのか判らず、40年近く記憶の奥底から開放できなかったのだが、つい先日、何者であったのか判ってしまった。それを見たという記憶は特になかったのだが、最初の再放送あたりでリアルに近い状態で見ていたらしい。

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