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2012.08.12

親はなくとも子は育つ

 お盆休みに弟の帰省に合せて従姉妹親子も遊びに来ていたのだが、この従姉妹というのが10代の頃は素行が随分と悪く、母親が早くに亡くなったため父親が育てていたのだが、面倒を見きれないということで実家で一時期預かっていた。今回、10年ぶりに会った。

 まぁ、従姉妹は困ったちゃんだったことがあったのは事実だが、37歳にして息子は高校3年生、来年からは働くことになっているらしく、すでに母親と一緒にホタル族を決めこんでいたりするのだが、極めて普通の少年で、ひねた感じは全くない。荒れた家庭に育った子供はひねることが多いのだが、実に素直に育っている。家庭環境がそんなに悪くはなかったのだろうと思う。

 一方、弟の方がまずい。子供は中1のお姉ちゃんと小5の弟なのだが、弟は下の子に本当に細かく指示を出す。早く起きろ、歯磨きをしろ、ご飯は好き嫌いして残すな、宿題をしろ、歯を磨け、10時だから早く寝ろ。子供だから、適当にやってしまうだが、それを逐一、正して、ちゃんと行うように厳しく云う。

 あたしなんて最小限のやっちゃいかんことをやるなとしか云わないことにしていて、まぁ、いろいろ気に食わないことがあっても本人の主体性に任せている。人間なんてどうにかしようと思っても、そう簡単なものではない。主体性をうまく使って、それで動かす方が楽であるし、それしか方法はない。

 弟に云わせるとおとなしく見える彼の息子は家では非常に反抗的で手に負えないらしい。数日前は、アイロンを親に向かって投げ付けたという。

 弟は自分が子供に対して過干渉であることに気がついてないらしい。あたしも弟の子供に対する物言いがあまりにも酷いので、ついつい怒ってしまったのだが、弟に云わせると3歳年上のカミさんが日常的にやっていることであり、自分もそれに倣わなければ彼女から怒られるからやっているという。

 甥っ子は昨年は奇声をあげるといったチック症があって、ストレスを感じているのは明らかだったが、今年はそれがなかった。しかし、その奇声をあげるような症状についても、静かにしろ、と怒りつけていたのには驚いたものだ。当事者は何も見えないものらしい。

 うちも家庭環境と云えばぐだぐだで、カミさんと子供と別居してすでに3年半になるのだが、子供はグレている様子もなく、至極素直に成長し、子供と会えば普通にコミュニケーションが取れている。こちらが信頼をしていれば、手取り足取りしなくても、それなりに大きくなってくれるものなのである。

 甥っ子については親に悪意を持ってもおかしくない状況で、そのことに早く弟も気づいて欲しいと思う。子供は所有するものではなくて、所詮、預かりものである。ちゃんと自分のところから巣立てるようにすることを考えるべきである。現状が続けば、子供に殺されることがあったとしてもやむを得ない。

 これは親子関係だけではなく、職場関係でも同じ。少しでも気に食わなければ、逐一、正そうとする上司は部下を敵に回すだけで、それは最終的に部下から裏切られ、見捨てられることにもなりかねない。

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