オウム事件の終焉
今朝、オウム事件の最後の指名手配舎の高橋克也の身柄が確保されたらしい。昨年末から続けての出頭、逮捕で、こうもあっさりと決着が付いたのは誰かの思惑なのか、17年の逃亡者にとってもあまりにも過酷なものだったのか。
しかし、地方に住んでいて、サリン事件も教団集団居住にも何も関りなく生きていたあたしにとっては、すでに今更という感もなくはない。東京に住んでいる弟は地下鉄サリン事件ではもう少しで被害を受けるところだったらしいし、実際に被害を受け今だに後遺症に苦しめられている方々も多くいるのは知っているが、すでに過去のことになってしまっていた。
日本での初のテロリズムで、世界的にも類を見ない事件であったが、何がこんなに忘れさせられるのかというと、やはり真相がちっとも解明されていないから、ということになると思う。自然災害のような事象として捉えられてしまい、ことの重大性がいまひとつ伝わってこないのだ。
松本智津夫は全く何も語らないので、真相は掴めていない。それが故、松本智津夫のバックにはもっと大きな存在がある、などと云う噂も流れたりもしている。
日本人はかなりいい加減なので、この指名手配者がいなくなったということで、オウム事件はますます過去のものとなって忘れさられ、たまに過去の事件として報道バラエティで取り上げられるくらいになるだろうと思う。そんな日本はやはり平和なのである。これは決して悪いことではない。
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