「怪談の日」制定
稲川淳二の怪談トークライブ『ミステリーナイトツアー』20年連続公演の功績が認められ、8月13日が『怪談の日』に制定されたらしい。いやいや、ひとりの芸人の業績で記念日が制定されるのも、どんなものかと思ったりもするのだが、これまで怪談という日本文化がないがしろにされていたのも、不思議な話である。
怪談というと、以前は小泉八雲とかの民族学的、文学的なものが主流だったような気がするが、近年は実際に体験された怪異をもとにする実話怪談がほとんどを占めるようになってきたように思う。稲川淳二の話はすべてが実話ではないようだが、彼の有名な怪談「生き人形」はかれこれ、その経緯が節々に語られるという実話怪談である。
この最近の怪談ブームは「新耳袋」によるところが大きく、これがなければ、「怪談の日」もなかったと思う。
とにかく、最近はネットラジオでも怪談流行りで最低でも週に一度は怪談語りの番組があって、逐一録音し、楽しませて貰っている。まぁ、これもずっーと聴いていると慣れてしまって、なかなか怖くなれないというのが問題なのだが、それでも何とはなく聴いてしまうのである。
しかし、今回、記念日を制定している日本記念日協会というのがあるのを初めて知った。まぁ、ここにあるような記念日は「サラダ記念日」とそう変らないものだと思うけど、それでも関心ある全国の皆が一斉に注目するのは面白いことである。
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