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2012年3月の7件の記事

2012.03.28

人身事故は怖い

 ここんところ残業が続いている。基本的に残業のない事務を担当させられているので珍しいことのなのだが、残業といっても9時前後までの軽いものである。

 帰宅に使っている道路は、以前国道だったもので、明るいうちは結構混むのだが、新道が出来てから生活道路的な使われ方になったのか、夜になってからは通行量が極端に減る。たまにしか車が走らないという状態ができてしまうのだ。そんな中をバイクを走らせると、出勤時とは所要時間が1/4くらい違っていたりする。

 仕事を終えてとっとと家に帰ってゆっくりしたいとバイクを走らせていた。

 やや大きめの交差点を青信号で突っ込もうとしていたのだが、いきなり自転車が車道に出てきた。走っているバイクの5mもないくらいの先を、飛び出してきたのだ。そこには、一応、横断歩道になっているのだが、いくら横断歩道とは云え、赤信号で渡ろうとするのはよろしくない。

 ブレーキをかけても止まれる距離ではなかった。目の前に自転車に乗っている人間が迫ってくる。

 をいをいをい、このままぶつかるのかい。勘弁してくれ~な。と思う。

 目の前に自転車に乗った人の背のあたりが迫って、ドスンと云うショックが原付バイクの前輪にあった。

 やれやれ、人身事故をやってしまったがな。と、血の気がひくのだが、こちらは転倒もせずにそのまま走っている。自転車の走行方向の右を見ると、自転車も転倒もせずに、そのまま道路を渡り切って、歩道を突っ走っていった。

 接触はしたものの、幸いにも大ごとにはならなかったようである。

 目撃者もいない状態で赤信号で飛び出してきた自転車に当てられた日には、もう不幸のどん底としか云いようがない。本当に救われた。

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2012.03.20

粗塩の威力

 職場でトラブル続きで、この半月、上司に怒鳴られ放しで、実を云うと精神的に参っていた。とにかく怒る人で、自分と意見を異にすることに対しては絶対許さない。まぁ、はいはいと聞き流すしかないのだが、それでもストレスは溜まる。

 気にしないことだと思っても、怒られる状況が常に思い出されて、胸が締め付けられるようになる。このままであると潰されかねないといった状況だった。

 うちの係ではさらに他にも幾らかの事故があって、昨日は同僚とお祓いに行った方がいいかもね、といった会話があったりもした。とにかく災難続きなのである。盛り塩をしようかという話も、その同僚からあった。半分以上本気である。

 今日、食料品の買い出しに行った時、粗塩を買ってみた。瀬戸内海の海水から作ったもので、オーストラリア産のものがさらさらしているのに比べて、やや湿ったものだった。

 盛り塩はよい、というのを以前から聞いていたが、実際に浄めのために塩を買うのは初めてだった。

 家に帰り、塩を小さじ一杯程度を紙に包んでポケットに入れてみた。

 冗談のようなことがおこった。瞬間にして、心がからりと晴れてしまったのである。それまで、ついつい職場のことが思い出されてしまい、頭から離れなかったのが、思い出そうにも思い出せなくなってしまったのである。職場に関する邪気が一気に祓われてしまっていた。

 塩の効果は絶大である。これからは試しに塩を持ち歩いてみようと思っている。

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2012.03.15

血の気が引く

 職場でトイレに入って手を洗っている時、鏡で自分の顔を見て驚いた。血の気の引いた真っ白な顔がそこにあったのだ。

 実を云うとこの2日間仕事を休んでいた。朝、いつものように起きて仕事に行く用意をし、玄関を出るのだが、足がすくんでしまって、仕事に行けるような雰囲気ではなかった。特に風邪の症状があるという訳でもないのだが、全身が重く、職場の席に一日座っていられるような自信はなかった。

 結局、その状態が二日間続き、外出することもなく、ひたすら寝ていた。

 仕事もたまってきているし、出勤しようとすると昨日ほど辛くはなさそうなので、そのまま業務についたのだが、それでもやはりしんどいのはしんどかった。

 それで、鏡の顔を見ると真っ白なのであらためて驚いたのである。もともと色白なので、周りからは不必要に体調を気にされることがあるのだが、自分で顔色の悪さにこれほどまで驚いたことはない。

 しかし、正面に座っている同僚に云わせると休む前の日が更に顔色が悪かったようで、今日はまだマトモだという。

 体調の悪さの峠は越したようだが、今ひとつどこが悪いのか判らないので不気味である。職場環境が最悪と云えるほど良くないのでストレスがだいぶん貯っているのかもしれない。

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2012.03.14

本日入荷の積ん読素材

 震災から1年経つというのに、何も先に進んでいないような気がしてならない。被災地の復興の明るい報道はほとんど見かけないし、原発は今だに危うい状態が続いている。陸地の放射能汚染はそれなりに注目されているが、海洋汚染については完全に情報が閉ざされている。

 この国は真剣にこの震災と向き合っているのかと疑問になる。

 2万人近い方々が犠牲になったのだが、この事実に関しても文化人類学にはもっと正面から注視されても良いのではないかと思うのだが、マスコミはタブーにしてしまっている。

 ということで、貴重な存在である証言集を購入。

震災死 生き証人たちの真実の告白
震災死
生き証人たちの真実の告白

吉田 典史 (著)
単行本(ソフトカバー): 280ページ
出版社: ダイヤモンド社
ISBN-10: 447801793X
ISBN-13: 978-4478017937
発売日: 2012/2/3
商品の寸法: 18.6x13.2x2.8cm

 ちなみにこちらのルポタージュも発行されて間もなく入手したのだが、まだ1ページも読めていない。

遺体―震災、津波の果てに
遺体
震災、津波の果てに

石井 光太 (著)
単行本: 265ページ
出版社: 新潮社
ISBN-10: 4103054530
ISBN-13: 978-4103054535
発売日: 2011/10
商品の寸法: 19.2x13.2x2.8cm


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660,000番目のお客様は..

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目、111,111番目、123,456番目、130,000番目、131,313番目、133,331番目、140,000番目、150,000番目、160,000番目、170,000番目、180,000番目、190,000番目、200,000番目、210,000番目、220,000番目、222,222番目、230,000番目、234,567番目、240,000番目、250,000番目、260,000番目、270,000番目、280,000番目、290,000番目、300,000番目、310,000番目、320,000番目、330,000番目、340,000番目、350,000番目、360,000番目、370,000番目、380,000番目、390,000番目、400,000番目、410,000番目、420,000番目、430,000番目、440,000番目、450,000番目、460,000番目、470,000番目、480,000番目、490,000番目、500,000番目、510,000番目、514,926番目、520,000番目、530,000番目、540,000番目、550,000番目(560,000番目は忘れてました)、570,000番目、580,000番目、590,000番、600,000番、610,000番目、620,000番目、630,000番目、640,000番目、650,000番目に次ぐ79度目のキリ番プレゼントで、今回は660,000番のキリ番です。

 読書グッズP-hookのプレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "660,000" に読み替えて、気に留めておいてください。

 肝心のカウンターですが、タイトルの右上に灰色で非常に判り難く居ります。シンプルなのが好きなので、カウンターはこのくらいの存在感があたしの好みです。

 なお、カウンターを気にしていなくても、キリ番を踏んだ人にはメッセージが表示され、見落とすことはない設定を施しています。

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2012.03.13

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

 ニュース報道で気になっていた福島原発事故独立検証委員会の報告だったが、一般書籍として販売するというのを知って予約を入れていたものが届く。

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

福島原発事故独立検証委員会 (著)
単行本(ソフトカバー): 412ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN-10: 4799311581
ISBN-13: 978-4799311585
発売日: 2012/3/12
商品の寸法: 25.6x16.6x2.6cm

 まだざっとしか目を通していないが、412ページというボリュームはあるものの、次のような目次をもった内容で、記述としては詳細かどうかというと、掻い摘まんだ感じの印象になってしまう。

---------------
目次
口絵 福島第一原発の状況、施設配置図、構内の空撮写真、SPEEDIの試算データ、被災した病院の地図、ワーキンググループ会合のゲストと検証委員会、避難した住民の暮らし

福島原発事故独立検証委員会 北澤宏一 委員長メッセージ
「不幸な事故の背景を明らかにし安全な国を目指す教訓に」 …… 5 

船橋洋一 プログラム・ダイレクターからのメッセージ
——「真実、独立、世界」をモットーに …… 9 

プロローグ 証言—防護服姿の作業員はみな、顔面蒼白だった— …… 16

第1部 事故・被害の経緯 …… 21
  第1章 福島第一原子力発電所の被災直後からの対応 ……22
       第1節 福島第一原子力発電所 …… 22
       第2節 3月11日の対応 …… 23
       第3節 3月12日の対応 …… 25
       第4節 3月13日の対応 …… 28   
       第5節 3月14日の対応 …… 30
       第6節 3月15日の対応 …… 32
       第7節 3月16日以降の対応 …… 33
       第8節 事故後に行われた解析、その他の注目すべき事項 …… 34

  第2章 環境中に放出された放射性物質の影響とその対応 …… 44
       第1節 土壌および海水への影響 …… 45
       第2節 食品および水への影響と対応 …… 49
       第3節 環境修復と廃棄物の処理 …… 58
       第4節 低線量被曝 …… 62

第2部 原発事故への対応 …… 69
原子力施設の安全規制および法的枠組 …… 70

 第3章 官邸における原子力災害への対応 …… 74
      第1節 福島原発事故への官邸の初動対応 …… 74
      第2節 官邸による現場介入の評価 …… 94
      第3節 官邸の初動対応の背景と課題 …… 99
      第4節 事故からの教訓 …… 119

 第4章 リスクコミュニケーション …… 120
      第1節 原子力災害の影響に対する国民の不安 …… 120
      第2節 政府による危機時の情報発信 …… 121
      第3節 海外への情報発信 …… 129
      第4節 ソーシャルメディアの活用 …… 132
      第5節 事故からの教訓 …… 144

 第5章 現地における原子力災害への対応 …… 146
      第1節 オフサイトセンターにおける原子力災害への対応 …… 148 
      第2節 自衛隊・警察・消防における原子力災害への対応 …… 158
      第3節 SPEEDI …… 171
      第4節 避難指示 …… 187
      第5節 地方自治体における原子力災害への準備と実際の対応 …… 197

特別寄稿 原発事故の避難体験記
日本原子力産業協会参事 北村俊郎 …… 211

特別寄稿 原発周辺地域からの医療機関の緊急避難
m3.com編集長 橋本佳子 …… 220

      第6節 現地の被曝医療体制 …… 238

第3部 歴史的・構造的要因の分析 …… 245
 第6章 原子力安全のための技術的思想 …… 249
      第1節 ステークホルダーの責任と役割 …… 250
      第2節 原子力安全研究の歴史 …… 251
      第3節 設計想定事象(DBE)と、決定論的安全評価 …… 252
      第4節 DBEを大幅に超える事故と、確立論的安全評価 …… 253
      第5節 深層防護 …… 254
      第6節 設計・建設に関する検証 …… 256
      第7節 運転管理や保守に関する検討 …… 259
      第8節 アクシデント・マネジメントの準備に関する検討 …… 262

  第7章 福島原発事故にかかわる原子力安全規制の課題 …… 267
      第1節 原子力安全規制の役割と責任 …… 267
      第2節 津波に対する規制上の「備え」と福島原発事故 …… 268
      第3節 全交流電源喪失(SBO)に対する規制上の「備え」と福島原発事故 …… 276
      第4節 シビアアクシデントに対する規制上の「備え」と福島原発事故 …… 278
      第5節 複合原子力災害への「備え」と福島原発事故 …… 286
      第6節 問題の背景についての考察 …… 288

  第8章 安全規制のガバナンス …… 292
      第1節 概要 …… 292
      第2節 原子力行政の多元性 …… 294
      第3節 原子力安全・保安院 …… 303
      第4節 原子力安全委員会 …… 309
      第5節 東京電力 …… 312
      第6節 まとめ …… 320

  第9章 「安全神話」の社会的背景 …… 323
      第1節 2つの「原子力ムラ」と日本社会 …… 324
      第2節 中央の「原子力ムラ」 …… 325
      第3節 地方の「原子力ムラ」 …… 329
      第4節 「原子力ムラ」の外部 …… 332

第4部 グローバル・コンテクスト …… 335
  第10章 核セキュリティへのインプリケーション …… 337
      第1節 日本の核セキュリティ …… 338
      第2節 福島第一原子力発電所事故と核セキュリティ上の課題 …… 340
      第3節 核セキュリティをめぐる事故後の対応 …… 344

  第11章 原子力安全レジームの中の日本 …… 345 >
      第1節 国際的ピアレビューの発展 …… 347
      第2節 ピアレビューと日本の対応 …… 348 
      第3節 地震と津波への備え:IAEAの指針と評価 …… 352
      第4節 国際社会への情報提供のあり方について …… 354
      第5節 放射線防護のレジーム …… 357
      第6節 国際レジーム強化・改正をめぐる論議 …… 359
      第7節 事故からの教訓 …… 360

  第12章 原発事故対応をめぐる日米関係 …… 362
      第1節 国際協力の概要 …… 363  
      第2節 日米調整会合の設立と役割 …… 364
      第3節 ケーススタディ …… 373
      第4節 国際支援受け入れ態勢をめぐる論点 …… 378
      第5節 日米同盟は機能したのか …… 379

  最終章 福島第一原発事故の教訓——復元力をめざして …… 381

 検証委員会委員メッセージ
  遠藤 哲也委員 福島事故が露呈した原子力発電の諸問題 …… 398
  但木 敬一委員 国は原発事故の責任を自ら認めるべきだ …… 399
  野中郁次郎委員 現実直視を欠いた政府の危機管理 …… 400
  藤井眞理子委員 危機における情報開示に大きな課題 …… 401
  山地 憲治委員 信頼の崩壊で危機を招いた事故対応 …… 402
  福島原発事故検証委員会ワーキンググループ・リスト …… 403

 資料 福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描
    (近藤駿介原子力委員長作成のいわゆる「最悪シナリオ」全文)

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 新しい事実が明らかにされていることを期待して読んでみようと思う。

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2012.03.12

雪は怖い

 3月も中旬なのに、朝起きてみると、窓の外が白い。積っているという訳ではないのだが、雪が激しく降っている。一部の屋根には幾らか積っていたりするのだが、幸いにも道路は濡れている。

 今年は随分と寒くて、しかも一度は大雪になった。寒いのにはすっかり慣れてしまって、3度くらいなら、ワイシャツのうえに薄手のダウンジャケットを羽織る程度でバイク通勤できるようになってしまった。慣れは最大の武器である。

 道路が凍結しているのなら躊躇してしまうものの、濡れているだけなので、大雪のなかにバイクで乗り出す。

 今回の雪はいつもの粉雪と違って、ぼた雪に近い大きなものだった。当地では珍しい雪質である。羽織ったカッパに雪が積るというのは初めての体験だった。さらに怖かったのは、メガネに雪が積る、という現象である。

 あたしの使っているフルフェイスヘルメットはすでに10年近く使っていて、シールドの傷がひどくなっているので、常にシールドを開けたままにしている。閉めると視界が曇って、危険なのである。雨が降っても、気温が低くても顔面は素で走っている。

 おそらくシールドをしていてもそんなに状況は変らないと思うのだが、とにかくメガネに雪が降り積もって前が見え難くなる。非常に危険な状態である。

 あたしの住んでいるアパートは比較的市街地に近いところにあって、信号が多い。200mごとに信号があるような感じで、今朝に関していうとことごとく信号に引っかかったのが幸いして、その度にメガネを拭うことができた。そのまま長距離を走れ、となると否応なく、途中で停車する必要があったろうと思う。

 信号待ちでメガネを拭えるのは良いのだけど、その間にメガネが曇るというのも怖い。走りだすとすぐに曇りは取れるのだけど、雪が積る。

 妙に疲れる出勤だった。一日、雪が降ったり止んだりだったが、帰宅する頃は特に積雪もなく、陽光の中を帰ることができ、ほっとした。

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