「死の町」発言とか
東京電力福島第1原発周辺を「死の町」と評した経済産業相がえらく責めたてられているが、理由が判らない。あのあたりは普通には人間の生きることのできない場所であり、それがこの先、何十年続くか判らない。まさしく「死の町」なのだが、その表現がいけないらしい。
なんかね、福島について甘く考え過ぎではないかと思う。前政権はこの非常事態をパニックが起こらないように考慮してか、大したことはないと云い続けたが、皆、そんな状況にないことは薄々判っていたはずだ。野党ならそんな与党を責めるべきべきなのに、表現が酷いと叩く。本当に現実を見ようとしているのか。
先日のたかじんの番組で「東北の野菜は捨てろ」といった中部大の武田教授が責められていたが、これもおかしい。この発言は子供の食事について述べられたものだが、大人は食ってもいいが、影響を受けやすい子供はダメ、農家は国・東電が保証すべきという真っ当な話なのに、噛みつかれていた。
あまりにも現実を軽く見ていて、本当になすべき事は何なのか判っていない連中が多いことに驚く。もう半年も経つのにこの様はあまりにも不様過ぎる。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 20歳ですか? それとも18歳ですか? いいえ...(2014.05.09)
- 景気は回復するのか(2014.05.08)
- 非正規労働者38.2%(2013.07.12)
- 注目に値しない新党発足(2012.09.12)
- 小沢新党(2012.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント