四国カルスト
土曜日は下の子がやってきて、ドライブに行くというのが恒例になっているが、今日は四国カルストに行くことになっていた。これは先週から子供が行きたいと云っていて、さらに木曜の夜にも電話があって、確認を入れられていた。
9時過ぎにやってきて、何時もより早い10時の出発。
四国カルストは、高知県との県境にあって、当地から80kmくらいのところにある。実を云うとあたしもまだ行ったことのないところだった。カルスト自体は山口県の秋吉台に2回ほど行ったこともあって、風景的には馴染みがあるのだが、地元の四国カルストでは酪農も行われているらしい。
2時間もかからずに到着する。標高の高いところで、1200mくらいのところから、カルストの草原が始まる。
平野部では随分と暑かったものの、高地では涼しい。さらに天気が余り良くなく、小雨が降ったり、霧が出ていたりする。草原の広がる気持ちの良い光景が広がっているのだが、天気が今ひとつだったのが残念だった。
子供はこの風景に興奮して、ひとりであっちこっちを彷っていた。写真はすべて子供の撮ったものである。
牛が放牧されているのだが、牛が逃げないように有刺鉄線が張られていて、さすがにそのまま近づけない。
とは云うものの、鉄線の間から手を突っ込んで、牛に草をやったり、触ってみたりしていたようだ。
このドライブ、どうして思いついたのか尋ねてみると、地方ニュースで視聴者の投稿ビデオで紹介されていたらしく、それに感動してしまい行ってみたいと思ったとのことだった。
休憩場所のすぐ側に風力発電の風車が2機設置されていて、1機はちゃんと回っていたが、もうひとつは回転していなかった。故障でもして、止められていたのだろうか。
しかし、草原のなかに風車が立ち、その横を一本の道路が走るというのはなかなか様になる光景である。
帰りはこのカルデラのなかの一本道を走るのだが、途中、一車線の細い道になる。広い草原のなかを頼りなく走る道を進むのは、なんとも不安な気持ちになるものである。自然の大きさに圧迫感を感じて、不安な気持になる。ちなみにこの辺りは1400mくらいの標高である。
天気が悪く、ライトを付けなければならないような完全な霧。天気が良ければ、素敵な光景が見られたはずである。
帰りは、四国を東西に横断する国道439号を走る。延長342.4kmある四国で一番長い国道なのだが、四国山地の山の中をそのまま走る道路で整備が悪く、ほとんどが一車線という酷道である。子供は酷道(国道)、険道(県道)に凝っていて、全国でも有数の酷道であるこの道路を走るのに随分と興奮していた。
都合、この道路は30数kmしか走らなかったのだが、ドライブマップも不利用を勧めているような道路ということもあってか、離合したのは5台にも満たなかった。離合時に、バックをする必要があったこともあった。
無事に地元に戻ったのは夕暮れ前。いろいろ寄り道をしたので、総走行距離250km。戻るや否や、PCでYouTubeを開いておもしろ動画の観賞、4時間強。子供はタフである。
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