日傘のひと
夏真っ盛りで、暑い。陽射しも強く、あの陽さえ避けられたら少しは楽になるのではないかと思う。
バイクでの出勤は幸いに東から西に向かって移動するという感じで、正面から陽を受けることはないのだが、クールビズ姿のワイシャツ越しに背中へ陽射しが刺さってくるのが判って、ぞっとする。
自宅の近所で信号待ちをしていると、毎日のように日傘をさして歩いているひとを見かける。黒い日傘だ。黒い日傘は白いものに比べて紫外線を避けやすいのだろうか。背にびちっと傘をくっつけるようにして、徒歩通勤をしている。
最初、どうしてそんなに傘を体に密着させているのか判らなかったのだが、数日見ていると何となく判った。
女性物の日傘は男性にとってあまりにも小さく、短い柄を握っていると、否応なく、傘が背にくっついてしまうのだ。
金曜日にはいつものカッターシャツではなく、ポロシャツとかだったりするので、50代前半と思しき彼はもしかするとカジュアルフライデーなどをやっている上級官庁の職員なのかもしれない。
あたしは男なので多少の日焼けは気にしない。いつも長袖のシャツを着て、夏は袖をまくって過ごしているので、腕先だけが黒くなるのだが、別にどうってことはない。しかし、彼には何か理由があるのかもしれない。
男性用日傘の市販もないわけではないようだが、もっと見栄えのするようなものが開発されてもいいような気もする。
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