険しい山を走る
下の子に本当に険しい山道路を体験させるために、近所の985mの山に登る。この山は山頂間近にお寺があり、山頂にはアンテナ施設があるという、山頂まで車で行けるという山である。初めていったのは学生時代だった。しかも元旦にスクーターで行ったものである。凍結等は幸いにもなく、その時に同行した友人のお兄さんのものという革のロングコートを着ていたので特に寒くもなかった。
しかし、そんなに訪問者もいないところで、道は険しいままである。おもに二つの登山道路があって、ひとつは300mくらいまで国道を走ってから、山への小路に入る。離合困難な一車線道路である。落石注意の看板が延々続く。このルートでは9kmくらいの道のりになる。しばらく前に、ひとりで走った時は、道の悪さに運転手ながら車酔いになりかけたものだが、今回はそんなことはなかった。また、子供が一緒にいたので、そんなに長時間には感じなかった。40km/hも出せず、30分くらいかかったか。
山頂で買っていた菓子袋が膨らんでいるのを見て、子供が喜ぶ。気圧が下がった証拠である。
帰りは南から入った行きのルートとは別の西に下りるルートで帰る。このルートは16kmくらいで海まで下りるのだが、初めの13kmくらいがかなりのつづら折りの道である。四半世紀前に始めて走った時は一部未舗装だった。30mくらい走ればヘアピンカーブという感じの道で、典型的な悪路である。しかも離合困難な道路。2台の車と離合をしたが、一台については路肩ぎりぎりに寄せてようやく離合できた。まだ比較的広いところですれ違ったので助かった。
ということで、海岸におりて一息。
それにしても、工場の造形物は美しい。
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