« 円高 | トップページ | 必殺!上司の卓袱台返し »

2011.07.13

小出裕章「原発のウソ」(11)、そして脱原発首相記者会見

 ベストセラー本を購入するのは久しぶりのことだ。5月23日の参議院行政監視委員会で参考人として発言した小出裕章の著書である。

 この書籍の内容は参議院行政監視委員会での発言内容をベースに、更に詳細が解説されたものである。この発言を知っているのなら、大きな発見はないが、それでも現在起こっていることのことの重大性がひしひしと伝わってくる。

原発のウソ
原発のウソ

小出 裕章 (著)
新書: 182ページ
出版社: 扶桑社
ISBN-10: 4594064205
ISBN-13: 978-4594064204
発売日: 2011/6/1

 とにかく原子力を扱うということは危険であり、なおかつ、その危険性の解消は不可能であり、永久的な禍根を残すだけのものである。ということが明らかにされる。

 こういった事実を示されると、反原発の者はともかく、それほど関心のなかったあたしのような者でも、このままではマズいと思わされてしまう。

 最悪のケースを示してビビらせるのではなく、専門の科学者として冷静に事実を積み重ねて解説するものであるから、その説得力はかなりのものである。原発推進派の人はここに示されていることに対してどのように反駁するのか見てみたいものである。

 電気が必要だから、頭上の棚のうえに猛毒を置いておいても良い、という理論は理解できない。

 そんな書籍を読了した今日、首相が原発、原子力について記者会見を行った。

「そういった中で、私としてはこれからの日本の原子力政策として、原発に依存しない社会を目指すべきと考えるにいたりました。つまり、計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がなくても、きちんとやっていける社会を実現していく。これが、わが国の目指すべき方向だと考えるにいたりました。」

 今までの政府からは絶対に出てこないだろう発言である。退陣すると云われている首相で、この発言が後にそのまま引き継がれるかは極めて疑問ではあるが、とにかくこういった発言が国の指針として云われるのは好ましく思う。

 ただし、事故収束の工程のステップが順調に進んでいて、間もなくステップ1が終了するという見解には驚いた。首相としてはそのようにしか云えないのだろうけども、やはり実際に耳にすると思わず吹き出してしまう。

|

« 円高 | トップページ | 必殺!上司の卓袱台返し »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90327/52207693

この記事へのトラックバック一覧です: 小出裕章「原発のウソ」(11)、そして脱原発首相記者会見:

« 円高 | トップページ | 必殺!上司の卓袱台返し »