検問を受ける
仕事を引けてから隣町まで車を転がす。今は一年で一番日暮れの遅い時期で、家にいても暑いだけだし、夕暮れ時を楽しもうと外に出ていた。
以前の国道だったものが、新道ができて県道になったという幹線道路を走っていると、道路の中央に制服の警官が立っていて、脇の広場に入れという。すでに5、6台が止まっている。
まだ7時を過ぎたばかりで明るく、飲酒運転の検問にしては不自然である。とにかく、車を止めるとラフな格好をしたに~ちゃんが寄ってきて、「先日、ここの店で強盗があったのを知ってますか?」などと云う。この検問は数日前にあった強盗事件の聴き込みのために行っているらしい。
あたしはニュースとかでも見聞きしていなく、事件があったことを知らなかったし、情報も持っていないことを私服警官に伝える。警官は、日頃から素行が悪く、最近、特に羽振りの良いような人物が周りにいれば、匿名でもいいから通報してくれ、と云って解放してくれた。
静かな郊外での思わぬ出来事だった。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント