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2011.04.12

レベル7

 ちっとも現場の制御が出来ているようでなかったし、レベル7にせざるを得ない日が来るのは目に見えていた。というか、現場では程度は判っていたはずである。いずれにせよ、余震が続くなか、この良いとはいえない現状ですら何時まで維持できるのか、非常に心配である。

 7時からあった東電の記者会見をネットでみる。レベル7になった日の会見であるにもかかわらず、予定の1時間で副社長の武藤がとっとと切り上げて帰ってしまったのを、記者のひとりが「世界が注目しているのにその様は何だ」といって呼び戻したのが印象深かった。東電は1時間で切り上げるつもりが、結局、3時間の会見になる。

 会見の感じでは政府は相変らず、すべてを東電に任せているようだ。それにしても東電が海水注入までの経緯についての質問に対して、事実を整理してからと頑に語ろうとしないのが不思議でならない。裏でよほどいろいろなことがあったんだろうなと思う。武藤が最終的に判断していると思うのだが、外部からもいろいろ云われたのではないか。

 ひと月がすでに過ぎたものの、なにも伸展しているようには思えない。疲労だけが国民を包み込む。

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