100億円の寄付
ソフトバンクの孫社長が今回の震災について100億円寄付し、今後の会社報酬についても震災孤児支援に全額を当てるという。
結構なことだと思う。
彼の総資産は数千億あるそうで、そんなものを墓場に持っていける訳がないし、残しても身内にろくなことをもたらさない。だから、今回のように社会に役だたせることは、彼にとっても幸いなことではないかと思う。
人間、生涯収入2億もあれば十分過ぎるくらいで、それ以上のものは厄介なことを引き起こすばかりである。おそらく数千億という資産のほとんどは持ち株で、簡単には現金化出来ないものだろうと思われる。そういうふうに見れば、この額は決して小さくないのかもしれない。
いろいろ企みがあってのことで100億円は単なる寄付ではない、という人もいるようだけど、それで助けられる人がいるのは確かだし、決して悪いことではないと思う。
しかし、こうやって資産を貯める人は金のことをどのように思っているんだろうね。我々にとってはとにかくお金は生活の糧であり、わずかをそれ以外に費やす程度である。数億なら使う自信はあるが、数十億になってくると使道に困るのではないかと思う。それを実際に手にして、さらに求めようとする欲望の先には何があるのだろうか。我々のような庶民には見えないものか。
このような利益を得ることが出来るということは、才能かもしれないが、まず何かしらの権力を持っているのも間違いはない。権力は当然、義務を担っている訳で、その義務は人を幸せにするということが前提になる。権力をたてに他人を怒鳴り散らすだけで、何も為さないヤツもいるようだが、これは救いがたい馬鹿である。
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