巨大地震10日目 もしくはプロということ
先程、福島原発での放水処理に成功した東京消防庁の会見録画放送が終わった。とりあえず、最悪の状態を迎えることはなくなったようだ。先は長いが、一安心である。
しかし、消防庁は地元での活動がひと段落ついた震災の翌日から対応検討を始めたとのこと。4日後には実際の処理を行って、実施方法を決定している。その翌日に知事経由で政府から出動要請があった。日頃から現場を持つ部隊のケーススタディーは想像以上で、まさしくプロだと云える。ある程度見通しがたったのなら、消防庁から申し出しても良かったのではないかと思う。危険であるから、それは控えていたのだろうか。政府が消防庁の存在を忘れ、放置していたなら、国民の苛立ちはさらに高まっていただろう。
政府も自らが動く必要はない。ひとを使って情報を少しでも収集しようということに務めればいいのだ。チェルノブイリの石棺を作るために用いたポンプ車も投入するという話らしいが、これも国外の専門家から情報を収集していたら、早期に発見できていたのではないか。情報が入ってこないと怒るのは単なる無能。
震災後初の吉報だった。
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