肱川あらし
車で小1時間ほどのところにある川で珍しい自然現象が見られる。NHKのドキュメンタリーバラエティー番組ワンダー×ワンダーでも紹介されたものた。
冷え込んだ朝に上流の盆地で発生した霧が川を下っていくというもので、地元のニュースでもよく紹介されるのだが、現物は見たことがなかった。昨晩から気象状態を確認し、現地がかなり冷え込むのを確認して、行ってみることにする。
朝の5時過ぎに起き、車を出す。朝食は毎度のドライブスルー朝マックなのだが、ドライブスルーでもedyが使えるようで、これは便利だと思った。海岸線をひた走って現地に行くのだが、夜が明けて、明るくなった海辺は、天気はすこぶる良くてまさにグリーンである。こんな感じで霧が出るのかと心配になりつつも、あとわずかで到着するというところで、空に煙のようなものが見える。煙のかたまりが、ほっぽと動いているのだが、更に河川に近寄ると濃い霧が一面を覆っている状態になってしまった。
この川には可動式の赤い橋があって、ちょっとした風情を見せてくれる。すぐ側には新しい国道の橋が出来ていて、この町を横切るのにはそちらを使うのだが、船も川を遡るということもなく、開閉はしないのだが、生活道路として皆、使っている。あたしは最低でも半年に一回はここを訪れるのだが、やはりこの橋を渡る。
7時少し前。風が吹きあれて、霧で周りが見えない。動画は霧が薄くなったところを狙って撮っているのだが、そうでもしないと真っ白で何も映らないのだ。
すぐ側の山の中ほどにある展望台にあがり、町全体を眺めようとすると、年配の方が10数人、カメラを抱えてしっかり陣取っていて、割り込めるような雰囲気はない。並んだ車はすべて紅葉マークのついたものだ。
ふたたび河川敷に降りる。こちらでもギャラリーが入れ替わり立ち代わり、カメラを抱えてやってくるようになる。霧は8時近くになってようやく薄くなる。
なかなかおもしろい現象で、今度はちゃんと事前に撮影場所等を考えて訪れようと思うのたが、標準系のレンズだけではやはり辛い。望遠レンズも欲しくなるのだが、安くはないんだよねぇ。
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