味をしめる
夕方、シャワーを浴びていると携帯がなっていた。とりあえず、放置して、浴室から出てから着信履歴を確認するとカミさんからの電話らしかった。
電話をかけてみると、下の子が出て、「どこかにご飯を食べに行こう」という。下の子とは先週、実家に顔を出して、回転寿司をご馳走してもらったばかりで、どうも外食に味をしめてしまったらしい。
実を云うと、シャワーを浴びる前に炊飯器のスイッチを入れ、すでに1合半のご飯が炊き上がったばかりだったし、冷凍していたアユを解凍したばかりだったのだが、そんなに会うことのできない子供との食事ということで、外に出ることにした。
外食には下の子だけではなく、カミさんも付いてきてきた。上の子は下の子が一緒に来いと誘っているにもかかわらず、行かないといって、ひとりアパートに残るという。
あたしは最近、まともに肉というのを食っていないので、トンカツ屋に連れていく。たまの贅沢は許されるだろう。
カミさんから、来春、高校受験の上の子の事について、相談を受ける。英語がまったく出来ないらしい。英語という教科は理系・文系共に必要な教科で、これがある程度出来ていれば何かにつけて潰しがきく。あたしも比較的英語は得意科目だったので、大学受験の際に理系から文系に鞍替えした際、助けられたものである。
英語なんていうのはなりよりもまず、単語を覚えることから始まるものなのだが、どうもそれをまったくやっていないらしい。まだ一緒に暮していた頃も、単語なんか覚える必要あるんか?なんていうものだから、最低でも教科書の単語は丸暗記しろ、と云っていたのだが、結局、覚えるという努力を怠ったらしい。あたしは、この単語を覚えるために、中高はペンダコを絶やさずに作っていたものである。
勉強のコツを教えろ、と執念くいってくるのだが、弱点を補うのがコツであって、それは人によって違うので何ともいえない。残念ながらやり方は本人が苦労して見つけ出さないといけないのが、勉強とヤツなのである。家庭教師をアルバイトでずーっとやっていたが、多くはどうしようもないレベルで、親の気休めでしかない。そもそも週に1、2回、一回につき2時間という時間はそんなに長い時間ではない。
どうにもあたしの回答は気に入らないらしいのだが、どうしようもない。本当に良い方法を知っているのなら、うたしはそちら方面で大儲けできている。
奇跡は起こらないのが世の常で、来年は大変な年始になりそうである。
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