JAFを呼ぶ
このシーズンの夕暮れは美しい。ミラクル・アワーとも呼ばれ、幻想的な雰囲気を醸し出す。
そんな街の光景を眺めたくなり、仕事から戻るや否や車を出した。家からすぐの交差点で赤信号に捕まり、停車したのだが、クスンといってエンジンが止まってしまった。
ガソリンメータは点滅こそしているものの、点滅し初めてからそんなに乗ったつもりはないので、完全に空になっている筈はない。
スターターはまわるのだが、その後が続かない。
お守りとしてJAFに入っているので、これを使わなければ損である。ということで、JAFに連絡をして、救援に来て貰うことにする。
こそこその交通量のある道で、かなりの交通妨害になってしまっている。ついには作業服を着たに~ちゃんが車を停めて、「お前、どこに車を止めてんぞ。馬鹿じゃないか。どかせよ」などと、言い寄ってきたのだが、エンジンがかからないので仕方がない。JAFを呼んでいることを告げると「頑張れよ」といって、立ち去った。
20分ほど待って、JAFが来たのだが、ガソリンメーターを見て「一応、入れてみますか?」という。10リットル1600円という相場と比べるとやや高めの価格設定だが、確かめてみる価値はある。ガソリンを入れる時はエンジンを止めるというのが、一般的な決まり事なのだが、JAFの社員は給油しながらエンジンを掛けろという。大丈夫かしらんと思いつつも、向うはこの道の専門家であるし、云う通りに従う。
果たして、エンジンはかかった。単なるガス欠だったらしい。カミさんが留守の間にしこたま乗っていたようだ。免許をとって28年になるのだが、毎日のように乗るバイクのガス欠を1回経験しただけで、普通車では初めての体験だった。
空になるんだったら、メーターの表示もなしにして欲しいなと思った。
何れにせよ、スタンドに辿り着く前の自宅から100mあたりのことだから、どうしようもなかった話ではあるのだが。
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