二玄社編集部 編「大書源」(07)
我ながら見境のない自分の凝り性には辟易してしまう。
先日、書体字典「新書源」を購入したばかりなのだが、やはり親本の「大書源」が欲しくなってしまい、結局、購入に至ってしまう。
5万円という価格なのだが、それでも十分にその価値はあると、書の素人でも十分に判るようなスケールの大きな書物である。
とにかく、見ているだけでもぞくっとするような感じなのである。書なんて、本当に縁遠い生活を送っているのだが、こうやって見せつけられるとその奥深さには驚かされてしまう。書は宇宙という気さえする。
大書源 出版社: 二玄社 |
DVDが同梱されていて、字典の各ページが画像データとしてPDF化され、3034ページすべて収録されている。そのままのデータなので、別冊の索引を引いて、目的のページのファイルを開くという作業をしなければならない。使い勝手がよろしくないと云えばよろしくないのだが、著作権というのを考えると、これ以上ファイルでの使い勝手をよくしてしまうと違法コピーがまかり通って、かなりの損害になると考えられる。これが精一杯出来ることではないのかと思う。
とは言うものの、PDFから画像として部分コピーしてワードにでもペーストすると、いくつもの字がそのまま扱える訳で、これが出来るのと出来ないのとでは雲泥の差ではないかと思う。
「新書源」は手軽さ、「大書源」は膨大な例ということで、両方もっておいても損はないと思う。
いやいや、毛筆が本格的にやりたくなりました。
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