淋しい街
マクドナルドが朝8時~9時の間はコーヒーを無料で振舞ってくれるそうなので、何時もより早い8時台から朝マックに出かけてしまう。この商品は単価的には20円もしないようで、これで別の商品の購入に繋げられると安いものと考えられているのだろう。
そんな訳で、早くから外に出てしまったし、久しぶりのよい天気なので、遠出してしまう。
県の幾つかある地域のひとつの中心となる市である。当地からは100キロほどの遠さで、今まで1回しか行ったことがない。高速も途中まで通っているのだが、下道で行く。6月からはその高速も無料になる予定の過疎道である。
片道2時間近くかかったものの、見慣れない道で飽きることはなかった。しかし、途中、町という町はなく、なんとも寂れた感じである。
目的地は県の出先機関もあるといったところなのだが、随分静かな佇まいを見せていた。土曜の週末だというのに商店街はシャッターが締まり、人通りもほとんどない。こんな状態で商売が成り立つのか心配になってしまうくらいだ。地方都市の没落ぶりが目に余る。
調べてみると市町村合併で近隣の自治体と一緒になっているのにもかかわらず、人口は明らかに減っている。過疎化に歯止めがきかなくなっているらしい。静かな雰囲気は好きなのだが、妙な透明感があって、ちょっと怖くもあった。
あたしが住んでいるところは幸いにも過疎化はしていないのだが、高齢化が進み、ゴーストタウン化するところも少なくないだろう。自分の出身地がそうなるとやはり淋しいに違いない。その町は悪友の里でもある。
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