映画とは残酷なもの
あたしはガキの頃から映画が好きで、今も見続けている。最近の映画にはあまり興味がなくて、どちらかというと過去のものをDVDで見ることが多い。近ごろのものはどうも薄っぺらくていけない。
映画とは姿を写して残すメディアである。1950年代半ばになるとカラー技術も進み、最近では修復も完璧だから、現在の作品と遜色ない状態で鑑賞することが可能である。
作品の中で溌剌として活躍するのを目の当たりにし、感動し憧れる。しかし、それはすでに40年ほど前の作品であり、彼は間違いなく年老いていたり、もしかするとすでに亡くなってしまっているかもしれない。非常に淋しいことである。役者は銀幕の中だけでは生きていないのだ。
映像メディアの保存も容易くなり、おそらくこれからは年代を問わずに鑑賞をすることが可能になる。そうして度々、出演者の今を思うことが増えるのだろう。
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