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2010年2月の29件の記事

2010.02.28

津波警報の日

 起きたのは昼過ぎだったのだが、一昨日、実家に呼ばれて久しぶりに顔をあわせた37年来の友人から電話が入った。おもしろい本屋があるから、行こうと云われていたのだが、早速、行くぞ、と云う電話だった。

 ちょっとTVをつけると、昨日のチリ地震による津波警報が出ていて、慌ただしい感じになっていた。数日前に吉村昭の「三陸海岸大津波」を購入したばかりで、何というタイミングだ、と思った。津波は怖い。先のスマトラ島沖地震や奥尻島の災害は記憶に新しい。当地でも20cmの予測。

 ショッピングモールを友人一家と訪れる。どうも人混みは苦手だ。郊外に出来たこのショッピングモールのおかげで市街地の店舗が数割客を減らして、大打撃を受けているという。確かに人は多く、人を避けながら進まないといけないのは不愉快である。

 彼が教えてくれたのはヴィレッジヴァンガードという書籍・雑貨のお店。普通の書店とは違って、美術関係の書籍が多くあっておもしろい。何冊か、買ってみる。

 帰りに、事もあろうに近所の海岸に寄ってみる。閉鎖とかされていれば、そのまま帰るつもりだったが、何の措置もされず、防波堤の先頭のテトラポットで釣りをしているような人もいた。内海なので、直下型地震でもなければ、大きな津波は起こらない所でもある。

 国内でも何ヵ所かが1m強の津波があったらしく、浸水等の物的被害があったようだが、大したことにならなく良かった。

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2010.02.27

本日入荷の積ん読素材

 ここ最近、積ん読素材ネタが続きますが、あたしはコレクターではありません。コレクターの心理は判りません。不必要なものを集めるという発想はありません。読みたいから、見たいから、読む、見る、のですが、それが今後も自由に出来ないということが仮にあれば、許せないのです。

 ということで、楳図かずおの最高傑作と云われている「わたしは真悟」も、装丁に問題はあるものの、これで一揃です。

わたしは真悟 / 5 / 楳図PERFECTION!(11)
わたしは真悟 5
楳図PERFECTION!(11)

楳図 かずお (著)
コミック: 596ページ
出版社: 小学館 (2010/2/27)
言語 日本語
ISBN-10: 4091831087
ISBN-13: 978-4091831088
商品の寸法: 18.8x13.2x3.4cm

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わたしは真悟 / 6 / 楳図PERFECTION!(11)
わたしは真悟 6
楳図PERFECTION!(11)

楳図 かずお (著)
コミック: 444ページ
出版社: 小学館 (2010/2/27)
言語 日本語
ISBN-10: 4091831095
ISBN-13: 978-4091831095
商品の寸法: 18.8 x13.4x2.6cm

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2010.02.26

本日入荷の積ん読素材

 今月末で失効するポイントがあるので、吉村昭の書籍を注文する。500円に満たない価格なのに、送料無料。薄利多売というか、いかに客を確保しておくかの競争で、通販のし烈さが窺える。

 吉村のことは職場の年配の職員から「いい」と聞かされていたのだが、確かにおもしろい。下手な作り話よりも本当にあった出来事の方が重みがあり、心を打つ。

三陸海岸大津波
三陸海岸大津波

吉村 昭 (著)
文庫: 191ページ
出版社: 文藝春秋 (2004/3/12)
ISBN-10: 4167169401
ISBN-13: 978-4167169404
商品の寸法: 14.8x10.6x1.2cm

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2010.02.25

本日入荷の積ん読素材

 ジェームズ・カーンの「ローラーボール」を見ていると、今度はポール・ニューマン、ジョージ・ロイヒルの「スラップ・ショット」が見たくなったので、入手。これも70年代の独特なバタ臭さをもった作品である。

スラップ・ショット
スラップ・ショット

出演: ポール・ニューマン, リンゼイ・クローズ, ジェリー・ハウザー, ストローザー・マーティン, ジェニファー・ウォーレン
監督: ジョージ・ロイ・ヒル
ディスク枚数: 1
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
DVD発売日: 2009/05/09
時間: 123 分

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2010.02.24

Transcend MP3プレーヤー MP860 8GB

 あたしは基本的に音楽がないといきていけない人間で、仕事中も本当は聴いていたいのだが、さすがに役場なのでそれは不可能で、仕方がないので休憩中だけにしている。

 今までSANYOのMP3再生機を使っていたのだが、内蔵のHDDがくたびれてきたのか、音楽データの転送が失敗することが増えてきた。5Gというサイズはちょっと物足りないものの、音は申し分なく、そのまま使いたいというのが本当なのだが、ハードがダメになると云うのは仕方がない。ということで、替わりになる機械を見つける。

 とにかく安いということでTranscend トランセンドのプレーヤーを買ってみる。

 動画も見れるということで、7千円弱という価格は凄いと思う。MicroSDで容量を増やせるというものいい。FMラジオが聴け、録音も可能というのは、本当に素晴らしい。

 ただ、音が余り良くなく、イコライザを使ってようやくどうにか聴けるレベルになった。この手ものもが初めての人にはいいかもしれないが、音にうるさい人にはかなり辛いかもしれない。

Transcend MP3プレーヤー MP860 8GB TS8GMP860
Transcend MP3プレーヤー
MP860 8GB TS8GMP860

トランセンド・ジャパン
商品の寸法: 1.2 x 5 x 9.4 cm ; 300 g

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2010.02.23

すっかり暖かい

 土日月と3日間あった地元の神社の祭が終わった。旧暦の1月7~9日に開催される祭で、これが終わると春が来ると云われているが、すっかり暖かくなった。

 今年も昨年に続き暖房器を使わない生活を心がけていたのだが、無事に今シーズンも達せそうである。当地のような南国であれば、着るものに注意していれば暖房は必要ないのである。

 暖を取るのに使ったのはハクキンカイロだけで、ベンジン3瓶半を使った。

 軽く電気ヒーターを使っても良かったのだが、安全装置が壊れていて、電源が入らなかったのさ。

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2010.02.22

本日入荷の積ん読素材

 広島平和記念資料館啓発担当が毎月1日に発行している「広島平和記念資料館メールマガジン」を購読しているのだが、ここで「読んでみたいこの1冊」というコーナーがあって、書籍が紹介されている。

 先日紹介されていたのが山口彊の「ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆」。タイトルのとおり、広島と長崎で引き続いて被爆した人の生涯が本人によって綴られている。普通の人間には信じられないような体験である。ちなみに二重被爆した人は165人いるとのこと。

ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆
ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆

山口 彊 (著)
文庫: 279ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2009/7/7)
ISBN-10: 4022616334
ISBN-13: 978-4022616333
商品の寸法: 15.2x10.2x1.4cm

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2010.02.21

本日入荷の積ん読素材

 近未来スポーツのローラーボールが久しぶりに見たくなったので、中古を手に入れる。おそらく20年近く見ていないはず。

 主演のジェームズ・カーンが何とも愛おしい。70年代の映画はやはり活気に満ちている。

ローラー・ボール
ローラー・ボール

出演: ジェームズ・カーン
監督: ノーマン・ジュイソン
ディスク枚数: 1
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD発売日: 2007/12/21
時間: 125 分

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2010.02.20

春は間近

 今週は相変らず冷え込んでいた。山間部の現場に行く同僚は、午前中は危ないので、昼から出ていた。それでも路肩にはいくらか雪が残っていたようだ。

 2月も後半になるというのに寒さは一段と酷くなっているのだが、旧暦での暦を見るとまだ年が明けて1週間なのだ。1月というと寒いのは当然という気がしないか。太陽暦では冬の感覚がちょっとズレてしまうことになる。

 ちなみに旧暦の1月7日から3日間、地元の神社で祭りがある。商売繁盛の祭りで、参道に出店が並び、3日間で40数万人が訪れる。自宅からはそんなに遠くはないのだが、そんな祭りに行くと絶対に風邪を貰うので、行ってもろくなことがない。事実、これまで行ったのは3度程度である。

 この祭りは旧暦が祭事の基準となっているので、毎年、開催日が変わる。多くが2月の初旬なのだが、今年のような下旬というのは珍しい。しかし、地元ではこの祭りの頃が一番寒いとされて、祭りが終わるとそれからが春が訪れると認識されている。天気予報でも週が明けるとぐんと暖かくなるようだ。

 日も長くなってきたし、何とはなくうきうきするシーズンである。

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2010.02.19

岡本久

 この間、実家から蜜柑を貰った時に一緒に幾らかの野菜も貰った。確かに野菜は進んで買うような感じではなく、そのあたりを考慮して、家にある野菜を適当に持ってきたらしい。

 野菜だろうとなんだろうと手元にある食材は捨てることなく、使い切る、食べ切るのがあたしの主義。

 しかし、ラベルに「岡本久」とあるものには困った。ほうれん草くらいはラベルがなくても判るし、適当に添えるくらいのことは出来るのだが、「岡本久」という野菜は聞いたことがない。試しにネットで調べてみても、それらしき野菜を発見することが出来なかった。

 そのものを見た感じではつぼみの花とかがあって、菜の花のようだ。もしかして、スーパーでは「菜の花」というのは判り切ったことなので生産者の名前をラベルに記しているのかもしれない。にしても、「菜の花」はしょっちゅう食卓に並ぶような食物ではないし、調理方法が今ひとつ思い浮かばない。

 仕方ないので、白菜と一緒に水炊きにして食うことにした。日も経っていたので、一束全部を投入する。

 結果。「菜の花」は万能水炊きでは食べられないことはないけども、旨いものでもなかった。レシピがなければ、手は出し難い野菜である。

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2010.02.18

カトウセイサクショカンパニー製セルロイド万年筆

 1月にカトウセイサクショカンパニーの加藤社長が85歳で亡くなった。

 カトウセイサクショカンパニーと云うとステーショナリーに少なからず関心のある人は、たぶん一度は耳にしている会社だと思う。カトウセイサクショカンパニーはセルロイド万年筆をいまだに作っている数少ない、万年筆製作会社である。

 セルロイドというと筆箱を思い出す。小学生のころ、祖母の家に遊びに行った時に、まだら模様の半分透き通ったセルロイド製の筆箱があったように思う。あたし自身としてはおそらく一度も使ったことのない素材のはずである。

 おそらくこれからはセルロイド万年筆も入手が難しくなるだろうと思い、一本だけ購入しておいた。最も小振りで廉価な680というシリーズのものである。

 実際に手にすると、吸湿性のあるセルロイドということで、手に吸いつくような感触があって、モンブランのノブレス・オブリージュとは随分違う。ただ、セルロイドの成型も手作業で行われているから、多少の型崩れがあり、金属部分のパーツはかなり安物を使っているのか、傷も入っていたりして、やや見栄えが悪いのだが、それも愛敬のうちと云ってしまえるような雰囲気を持っている。

 昭和前期までの生産物ということになるだろうが、無機質的はでない暖かみのあるセルロイド製品をいくらかは手元に置いておきたい。

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2010.02.17

甲斐庄楠音「甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト」(09)

 岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」は内容はもとより、書籍(単行本・文庫本版ともに)表紙もインパクトがある。この絵が怖いという人が多いようだが、あたしは特に怖いとは感じなかった。しかし、どことなく惹かれるものがある。

 この絵を描いたのは、甲斐庄楠音という画家である。非常に読み辛い名前だが、「ただのしょう ただおと」と読む。この人の初の画集が死後30数年を経てようやく発売された。それが、「甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト」である。

甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト
甲斐庄楠音画集
ロマンチック・エロチスト

甲斐庄 楠音 (著), 島田 康寛
大型本: 293ページ
出版社: 求龍堂 (2009/03)
ISBN-10: 4763009117
ISBN-13: 978-4763009111
発売日: 2009/03
商品の寸法: 26x20x3.4cm

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 右の写真は画集の裏表紙になるのだが、甲斐庄楠音本人の写真である。画家であるのだが、「穢[きたな]い絵」という評価を受けた後、絵から離れ、溝口映画で時代考証をしていたこともある。女装を好んだ男色家でもあり、普通とは懸け離れている。

 画集には多くの絵が収められているが、女性の絵が大半を占め、なおかつ、画集の表紙にあるような美しいとも悍[おぞ]ましいともなんとはいえないものばかりである。画集では彼の絵だけではなく、モデルの写真も掲載されているものが幾つかあり、画家が何を見い出したのかうかがい知れて、非常に興味深い。

 書籍では絵そのもの以外にも、スケッチブック、スクラップブック、ポートレート、著作文献を取り上げ、様々な角度から楠音を捉えようと試みている。

 中には極めてグロテスクなものもあり、どこかで見たような気がした。よくよく記憶を辿ってみると、つげ義春の「ゲンセンカン主人」に登場する女将だった。

 とにかく興味深いものの、そのまま絶版になりそうな一冊なので、興味があれば、はやく入手を。

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2010.02.16

twilogを使ってみる

 ついったーをやっているが、なんとはなくもどかしい。リアルタイムで見聞きするというのがこのシステムの肝なのだが、下手な人間をフォローすると何も得られないし、数が多い方が良いとも云うが、それだと実のある内容を探すのが一苦労する。

 あたしの場合はネットについては、いかに検索を効果的に行うかという事が重要であると思っているのだが、ある意味、ついったーはその反対を行くようなものである。また、ついったーのログを保存するのは無意味であるのは一目瞭然でもある。ある種のノリが要素となるような所にはなかなか慣れない。

 しかし、つぶやきも記録として見ることも出来る訳で、 通常のスタイルならなかなか見悪いものの、ついったーをブログスタイルで表示するだけで、様相が変ってくるものである。これは「Twilog」(ついろぐ)のサービスによるもの。

 旧スタイルの人間はなかなか新しいものに馴染めない。ちなみにいまだにmixiには参加していないし、参加しないまま、ソーシャル・ネットワーキングサービスが終焉を迎えるのではないかと思っている。ちなみに、MOやらMDやらは一度も使ったことがない。

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2010.02.15

自転車乗り

 先の道路交通法改正で自転車についても規則が強化されたが、それでも目に余る乗り方をしている輩がいる。

 このシーズンだと、寒いというので、片手をスボンのポケットに入れて乗っている奴。これは学生よりサラリーマンに多い。危ないというとこれほど危ないものはなく、その投げやりな態度に頭にくる。もちろん、携帯でメールを打ちながら走っている奴はいまだに居るし、脇見運転どころの話ではない。

 こういった連中がバイクに接触してきたとしても、こちらの過失は免れない。馬鹿げた話である。こういった連中は、自転車から叩き下ろしてもいいんじゃないかと思う。

 本日、見た驚きの自転車乗り。

 朝、出勤時に信号待ちをしていた横を追い越していったのだけど、片手をポケットに入れているにもかかわらず、傘を差しながら自転車に乗っていた。何かで傘を固定しているとしか考えられない不思議な光景だった。まぁ、いずれにしても最低な自転車乗りということになるのだが、これもサラリーマン風情であった。

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2010.02.14

シーズン到来

 ついにシーズンが到来してしまったようだ。いつまであるのか判らないが、ニュースが半分見られないような日々が続くのが辛い。

 バンクーバーがどこにあるのかも知らないし、根本的にスポーツ全般に興味がないあたしとしては、TVの流し見すらまともに出来ないのが、面白くない。

 ひとつくらい、バンクーバーを扱わないといった局があってもいいのではないか。意外とそういう局こそ視聴率が高くなるような気もするのだが。全部が全部、紅白歌合戦の状態とはいかがなものかと思う。

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2010.02.13

腹が張る

 腹が張って、妙に辛いと思っていたら、風呂に入って驚いた。腹が随分と出ているのだ。

 どうやら太ってきているらしい。

 実家から、貰ったみかんが余っているので持って行く、と持ってきてくれるのはいい。みかんは嫌いでなく、買うと高価なので、口に入らないのが寂しかった。しかし、持ってきたのはみかんだけでなく、他の食材も。しかも、すぐに食べないと傷んでしまうような惣菜がてんこ盛りだったりする。これは一人暮らしには非常に辛い話である。

 かくして、体重計に乗ると60キロという数値が出ていた。少なくともこの半年は55キロをキープしていたので、5キロ増えただけとはいえ、不調に感じてしまう。一時期は67キロまで増えていたのだが、あれは今となっては悪夢に近い。

 あたしは一日一食なのだが、明日からはその晩飯も一合に留めておこうと思う。

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2010.02.12

映画とは残酷なもの

 あたしはガキの頃から映画が好きで、今も見続けている。最近の映画にはあまり興味がなくて、どちらかというと過去のものをDVDで見ることが多い。近ごろのものはどうも薄っぺらくていけない。

 映画とは姿を写して残すメディアである。1950年代半ばになるとカラー技術も進み、最近では修復も完璧だから、現在の作品と遜色ない状態で鑑賞することが可能である。

 作品の中で溌剌として活躍するのを目の当たりにし、感動し憧れる。しかし、それはすでに40年ほど前の作品であり、彼は間違いなく年老いていたり、もしかするとすでに亡くなってしまっているかもしれない。非常に淋しいことである。役者は銀幕の中だけでは生きていないのだ。

 映像メディアの保存も容易くなり、おそらくこれからは年代を問わずに鑑賞をすることが可能になる。そうして度々、出演者の今を思うことが増えるのだろう。

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2010.02.11

ロビン・ハーディ「The Wichker Man ウィッカーマン」(73)

 久々にオークションで競ったDVDが届く。ウィッカーマンというカルト映画である。劇場公開版は普通に販売されているが、不本意にカットされたシーンが幾らか復活したエクステンデット・バージョンや、監督、出演者によるコメンタリーが聴けるのは、この廃盤になったものに限られている。

ウィッカーマン 特別完全版
ウィッカーマン 特別完全版

監督: ロビン・ハーディ
出演: クリストファー・リー, エドワード・ウッドワード
販売元: スティングレイ
DVD発売日: 2003/06/21

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 この作品についてはずーっと知らなかった。73年に作製されたにもかかわらず、日本公開は98年であるという。一応、ホラー映画ということになろうかとは思うのだが、確かに果てしなく地味な映画である。

 かなり評判がよく、期待していた。ストーリーに特徴があるようで、極力、筋にかかることについては情報を入れないようにしていたのだが、あたしは中盤で完全に筋が読めてしまって、残念だった。

 それにしても興味深い内容である。キリスト教と異教の対立がメインとなる。日本は宗教色が薄い国なので、キリスト教国の文化は計り知れないところがあるのだが、とにかくキリスト教が正義であるという印象が強い。「ウィッカーマン」では敬虔なキリスト教徒である警官が、古代宗教を信仰する島で行方不明になった少女を捜索するのだが、島ではキリスト教が異端として扱われる。

 文化の違いとは、ということも含んだ異色のホラー映画。監督も云っていたが、この手のタイプの映画は確かに他にはない。

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2010.02.10

本日入荷の積ん読素材

 ジャコメッリの写真集を購入。一昨年出るはずだったものが、1年間ずれ込んで昨年出たようなのだが、その日本語版が出た。昨年末に出た本なのだが、オリジナル版と比べると随分高く、躊躇していた。ぺらぺらと英語が読めるのであれば、洋書で注文するのだろうけど、解説を読みたいということで、日本語版を買う。

Mario Giacomelli 黒と白の往還の果てに
Mario Giacomelli
黒と白の往還の果てに

マリオ・ジャコメッリ (著), 岡本太郎 (翻訳)
単行本: 256ページ
出版社: 青幻舎; B4変版 (2009/11/20)
言語 日本語
ISBN-10: 4861522102
ISBN-13: 978-4861522109
商品の寸法: 28.6x26.6x2.6cm

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 ここ最近、写真集は洋書ばかりだったので、日本での写真集の高額さに驚く。

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2010.02.09

立松和平

 意外な人の訃報だった。また、まだ62歳というのも意外だった。はっきりしない話し方は、もっと年齢がいっているようにしか見えなかった。

 残念ながら、かれの作品は読んだことがない。映画化された「遠雷」も何度か見ているはずなのだが、苛立ったというような印象しか残っていない。ただ、かれの小説をラジオドラマ化されたものを高校生の頃か聞いたことがあり、これは印象深いものだった。かれの名を知ったのもその時である。

 ニュース番組でたまに見かけていたのだが、あの今ひとつ冴えない姿を二度と見られないというのは、やはり淋しい。

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2010.02.08

多尿な一日

 夜半2時過ぎに目覚め、朝6時半にはまたまた尿意という状態で始まった一日。

 とにかく頻尿でしかも毎回量が出ているということで、何だ?という感じだ。コーヒーがさらに悪かったのかもしれない。お昼辺りには1時間も経たずに何回も行っていた。

 実家の親父が、最近、毎日のように小便で目が覚めてダメだと云っていた。前立腺を傷めているのかもしれない。

 しかし、あたしももう若くないということで、あちこちに支障が出てきているような気がする。歳をとると云うのはとにかく面倒だ。

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380,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目、111,111番目、123,456番目、130,000番目、131,313番目、133,331番目、140,000番目、150,000番目、160,000番目、170,000番目、180,000番目、190,000番目、200,000番目、210,000番目、220,000番目、222,222番目、230,000番目、234,567番目、240,000番目、250,000番目、260,000番目、270,000番目、280,000番目、290,000番目、300,000番目、310,000番目、320,000番目、330,000番目、340,000番目、350,000番目、360,000番目、370,000番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。52度目のトライで、今回は380,000のキリ番です。

 読書グッズP-hookのプレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "380,000" に読み替えて、気に留めておいてください。

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2010.02.07

久々に血迷う

 あたしは書籍やらDVDは必ず手元に置いておくというタイプで、レンタルはしない。レンタルの場合は、次がない可能性が高いからだ。図書館の本でも国会図書館でなければ、回転している。

 ということで、中古のものを入手することも多く、極力廉価で入手することにしている。プレミアの多くついているような絶版のものであっても、頃合いを上手く図れば、大抵は定価以下で入手することができるものである。

 しかし、本日はやってしまった。3千円弱のプレミアを付けてしまった。珍しくヤフオクで競り合ってしまったのだ。

ウィッカーマン 特別完全版
ウィッカーマン 特別完全版

出演: ロビン・ハーディ, クリストファー・リー, エドワード・ウッドワード
販売元: スティングレイ
DVD発売日: 2003/06/21

 現物にそれだけの価値があることを祈る。

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2010.02.06

山に登る

 山に登ってみた。

 山に登るといっても徒歩ではない。車である。山頂まで道が通っていて、そのまま車で行く事ができる。

 すぐ隣にもう少し高い山があるのだが、この1000mにほんの十数m足りないこちらの山の名前が何故だか、半島名になっている。西-北-東には海が広がる。

 10数年ぶりに来た。前に来た時は夜だった。風が凄く、止めた車が大きく揺れた。野郎ばかりで来たのだが、外に出るような雰囲気もなく、そのまま帰った。初めに来たのは20年以上も前のこと。正月元旦に原付で登った。ワインディングロードでバイクで走るのには楽しいが、もし少しでも天気が悪ければ、積雪、凍結で走れたようなものではない。事実、今回も少し雪が路肩に残っていた。

 海が見えるといっもストレートに見える訳ではない。写真は少し下りたところで、海が見えた光景。なんkmか先になるが、見下ろすように海が広がる。

 馬鹿の高上がりと云うが、やはりこれ位高いところになると、気分が随分と変わる。

 1kmの高さはかなりのものだが、この高さの建造物を人間は作っている。ここからは随分と向うに見えている地上が、建造物ではすぐ足もとの下に広がることになる。

 人間も偉くなったものである。

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2010.02.05

山菜飯

 一週間分の食材の買い出しにスーパーに行くと、山菜飯の素[もと]が目についた。素といっても、汁と山菜の具材である。これらをお米炊く時に炊飯器に入れれば、山菜飯が出来るらしい。

 四十も半になると、山菜のような何でもないようなものが本当に旨く思えてくる。ワラビだのゼンマイだの、多少苦みがあって、芯は柔らかく周りは固いといった食物は、絶妙としか云いようがなく、肉食がいかに色気が無いかと思えてくる。

 3合炊き用なのだが、山菜は少なくなく、200円という価格でそのものを買うと思えば、十分すきるような気がした。

 さっそく、丼ぶり山盛りの山菜飯を食ったのだが、本当に日本人で良かったと思えるひと時を過すことが出来た。

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2010.02.04

朝青龍だって辞めている、という日

 「朝青龍だって辞めている」というひと言でまとめられる本日。

 立春なのに、朝は氷点下という寒さ。寒さはすでに慣れっこになってしまって、特別なことをしなくても堪らないということはなくなってしまった。少し前に買ったプラ製の現代湯たんぽは、このシーズンもう使わないかも知れない。

 当地では旧正月の8日の前後3日が祭とする神社があって、これを過ぎれば暖かくなくなる。これが今月の20日からの3日間で、暖かくなるのにはしばらくかかる。旧暦は季節をストレートに捉えた暦なので、こちらを見ている方が季節が捉え易いかもしれない。

 まぁ、何れにせよ、区切りのついたもの、結局泥沼に入ってしまったものと、両極端な感じになったことがあって、どう転ぶかは運なのかなと思ったりもした一日であった。

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2010.02.03

嬲られる者の身にもなってみろ

 ジャック・ケッチャムの不快な小説『隣の家の少女 THE GIRL NEXT DOOR』(89)の映画化されたものが、日本でも公開されるらしい。映画化という話は結構以前から聞いていたのだが、2007年アメリカ映画ということで、今回の公開はこれまで単に日本での権利の買い手がいなかったのか、もともとの本国でも公開が行われていなかったのかよく判らない。

  今日、午前中からこのブログのアクセス数が上がっていて、どうした事かと思ったのだが、どうもこの映画化された「隣の家の少女」が来月から公開されるというニュースに関心が集まり、検索で多くの人が訪れたようだ。

 それにしても配給の“嬲[なぶ]られ”のレイトロードショー!という売り込みの仕方はいかがなものだろうか。これまでB級映画も少なからず見てきたのだが、こういった下劣な売り方をしている映画は見たことがない。あの「食人族」でさえ、こういった不快さをもたらすような売り方はしていなかった。

 全国順次公開ということなのだが、どのくらいの館がこの映画を引き受けるのだろうか。

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2010.02.02

無縁死

 一昨日放送されたNHKスペシャル「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」が反響を呼んでいるらしい。無縁死と云うのは、亡くなっても身内の誰にも知られなかったり、遺骨の引き取り手がないような死に方である。

 あたしもこの番組を見たのだが、特に驚くことではないような気がする。戦後、核家族化が進み、親族関係が稀薄になった。親戚にしても、誰かの葬式でもない限り、顔を合わすことがないという人も多い。同じ賃貸で壁ひとつ隣に住んでいる人もどのような人なのか判らない。ことごとく関係を切離していき、人間関係の煩わしさを排除しようというのが、現代の日本人の生き方である。

 となれば、無縁死はある意味、必然的なのではないかと思う。無縁死が嫌なのなら、親戚との関係を密にし、隣近所とも意図的にコミュニケーションを取れば良い。そういったことに気を配らずに、無縁死がイヤというのは道理に反している。

 何れにせよ、死ぬ時はひとり。死んだ後のことは判んない。あたしは無縁死だろうと気にしないような気がするけどね。生きている時の苦労の方が地獄じゃないかしらん。自殺は無くすべき。

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2010.02.01

アボカド

 近所のスーパーに食べ頃のアボカドがあったので、買って帰る。

 アボカドを買うのはなかなか難しい。売れていないのを買って、冷蔵庫で熟すのを待っていると、熟れ過ぎて溶けてしまう事があるし、熟していないものは固くて食べられたものではない。とにかく、スーパーですぐに食べられそうなものを選ぶのが一番良さそうである。

 色と握った時の感触で選ぶのだが、買ってきたものは、傷みも全くない、本当に食べ頃のものだった。アボカドに関していうと、賭けに近いものがあるので、勝った!という気分である。

 この果実を知ったのは25年くらい前か。今では田舎の小さなスーパーにも置いてあるくらいに馴染みになったものだが、その時は神戸に住んでいる伯母に美味しいものがあると食べさせられた。神戸には地元にないものが、幾らでもあった。

 初めて食べた時は、食べられないとは思わなかったが、そんなに旨くもなかった。しかし、今となってみるとなかなか旨いものだと思う。

 刺身醤油で多く食べられているようだが、あたしは醤油が好きではないので、ワサビだけで食する。それでも、結構、味の濃い食べ物で、食っていると幸せになれる。ひとりでひとつ丸々食うと、本当に贅沢な気分になる。

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