後ろ姿
今日の出来事ではなくって、しばらく前のこと。
隣町にちょっとした商店の連なった通りがある。おそらく昔の街道沿いだと思われる。狭い通りで、しかもいつも信号待ちに合う。
そうやって、ぼんやりと信号を待っていると、若い女の人が後ろから歩いてきて、同じく信号が変るのを待つ。後ろ姿ばかりで、正面を見ることが出来ないのだが、年齢的には二十過ぎといった感じの若い娘である。すらりとした長身でよいスタイルである。
この辺りまではごく普通の感じなのだが、その立ち姿になんとも云えぬ色気があるのだ。突っ立っているだけなのに、妙に雰囲気がある。なんとはなく、そこいらの娘でないと感じさせるのだ。芸能人は立っているだけで絵になるものだが、それと同様な感じがあった。
その娘というのは、実を云うと同じ場所で別の日にも見かけたことがある。というか、あるはずである。その時も強烈な印象を受けたからである。そうそうあの雰囲気を持ちあわせている市井の人はいない。
正面からその姿を見たことはないのだが、見たとしても、幻滅することはないような気がする。
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