実家に帰る
実家に帰る。といっても10kmも離れておらず、車で20分程度である。近いから帰ってなかなか立ち寄る気が起こらず、年に1、2度程度になってしまう。
親父は70過ぎても叔父の造園業を手伝っているようで、足腰が痛いといっている。お袋もまもなく70になろうというのに放浪癖が直らない。1日は山歩きに行くから来るな、ということだった。近いうち、またヨーロッパに遊びに行こうかと云っている。行って遊んで帰っては、その土地の絵を描いて売っていたりする。絵が売れるから感心する。そういえば、全国紙の地方版に最近始まった裁判員裁判の法廷画を載せていたりした。10分間で書き上げる条件で、報酬は1万円だったそうだ。
とにかく食え食えという。もてなしというのは、まず食わせることから始まるらしい。正月に数キロ太ったとかというような話を聞くが、それも無理なことではないという気がする。幸いにもあたしは飲めないので、アルコールは一切テーブルの上には乗らないが、飲む人間がいるととんでもないことになるだろう。
それにしても3つの時から四半世紀を過ごした家なのだが、すでに家を出て15年も経つと自分の居場所はないという気がする。空間は意外とシビアである。
親父が泊まって行けというので、親孝行のつもりで泊まってことにした。
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