隣の住民
なにやら年末から食料費の買出しに行っておらず、仕事を引けてから今年初の買い物に行こうと靴を履いていると、呼び鈴が鳴る。ボタンを押した途端に住民が現れたから、来客は驚いた筈である。
表に立っていたのは若い二人連れ。女の子が子供を抱いている。男から「子供が生まれましたので、うるさくなると思いますが、よろしくお願いします」と包みを渡された。
隣は若夫婦だったんだと初めて知った。隣が越してきてからずいぶん経つのだが、住民の姿を見たことはなかった。引越しの挨拶を受けてもいない。とにかく、水商売をしている女の人に多い酒枯れした年配の女性の声がよく聞こえてきて、感じがあまりよくなかったものなのだが、彼らの親だったのかもしれない。大晦日なんぞには、若い男の声でカウントダウンも聞こえてきていた。
いずれにせよ、両隣は0歳児のいる若い家庭ということらしい。
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