楳図かずお「わたしは真悟」
昨日の3・4巻に一日遅れて、1・2巻が届く。いくら待ち遠しくても、途中の3・4巻からは読んでおらず、一気に全編の2/3を読んでしまう。
漂流教室も目まぐるしい展開が繰り広げられたが、孤立した学校が主な舞台であり、飛躍はまだ制限されていたが、この「わたしは真悟」はそういった制限はなく、あらん限りの展開をしてくれる。これは凄い。
毎週の雑誌を待っていれば、話の筋が暴れたところで、そんなに気がつかないと思うのだが、一冊30分、2時間ほどで読み進めると、プロットの蛇行に振り回されることになる。楳図先生、どこまで筋を考えて描き始めたのだろうか。真悟という名前は、随分後になって出てくるから、そこそこのストーリーは考えていたと思われるのだが、ペンが踊ってしまったということも考えられなくはない。
わたしは真悟 1 楳図 かずお (著) |
わたしは真悟 2 楳図 かずお (著) |
82年からの掲載された作品なのだが、まだ一部の連中がPCをはじめた頃で、そんな中、こういったコンピュータを取り上げるのは随分と早いと思う。
残り1/3あるのだが、初読で展開が楽しみで仕方ない。
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