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2009.12.09

ベスト・オブ・ボンド/007シリーズ主題歌集

 娯楽映画の王道と云えば007シリーズがまず思い浮かぶ。あたしはTVの深夜放送で流れるようなB級映画がもともと好きであったし、年末年始には必ず放送される007は見逃す訳にはいかないものだった。007について、映画館で観たのは、高校時代の「ユア・アイズ・オンリー」「オクトパシー」の2本にしか過ぎない。

 しかし、TVで見ただけと云っても、そのテーマ曲はよく覚えているもので、007シリーズ主題歌を集めた『ベスト・オブ・ボンド』を聞くと「ユア・アイズ・オンリー」以前のものは完全に馴染みの曲なのである。

ベスト・オブ・ボンド
ベスト・オブ・ボンド

CD (2008/12/10)
ディスク枚数: 1
レーベル: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
収録時間: 79 分

(ジャケットを拡大)

 1. 映画『ドクター・ノオ』::ジェームズ・ボンドのテーマ (モノラル録音)
 2. 映画『ロシアより愛をこめて』::ロシアより愛をこめて
 3. 映画『ゴールドフィンガー』::ゴールドフィンガー
 4. 映画『サンダーボール作戦』::サンダーボール
 5. 映画『007は二度死ぬ』::007は二度死ぬ
 6. 映画『女王陛下の007』::女王陛下の007
 7. 映画『女王陛下の007』::愛はすべてを越えて
 8. 映画『ダイヤモンドは永遠に』::ダイヤモンドは永遠に
 9. 映画『死ぬのは奴らだ』::死ぬのは奴らだ
 10. 映画『黄金銃を持つ男』::黄金銃を持つ男
 11. 映画『私を愛したスパイ』::私を愛したスパイ
 12. 映画『ムーンレイカー』::ムーンレイカー
 13. 映画『ユア・アイズ・オンリー』::ユア・アイズ・オンリー
 14. 映画『オクトパシー』::オール・タイム・ハイ
 15. 映画『美しき獲物たち』::美しき獲物たち
 16. 映画『リビング・デイライツ』::リビング・デイ・ライツ
 17. 映画『消されたライセンス』::消されたライセンス
 18. 映画『ゴールデンアイ』::ゴールデンアイ
 19. 映画『トゥモロー・ネバー・ダイ』::トゥモロー・ネバー・ダイ
 20. 映画『トゥモロー・ネバー・ダイ』::サレンダー
 21. 映画『ワールド・イズ・ノット・イナフ』::ワールド・イズ・ノット・イナフ
 22. 映画『ダイ・アナザー・デイ』::ダイ・アナザー・デイ
 23. 映画『カジノ・ロワイヤル』::ユー・ノウ・マイ・ネーム
 24. ジェームズ・ボンドのテーマ (BONUS TRACK) (previously unreleased)

 過去の作品はせいぜい一本につき3回程度見たくらいなのに、これほど鮮明に覚えていると云うのは不思議な話である。もしかすると、中学の頃までは存在していたFMのスクリーンミュージックの番組を録音して聴き込んでいたのかも知れない。とにかく異常な程の馴染みなのである。

 62年の「ドクター・ノオ」から始まったこのシリーズだが、シーナ・イーストンが歌う「ユア・アイズ・オンリー」の80年代に入る前のものが素晴らしくいいのだ。イーストンは洋楽好きの悪友に教えられてリアルタイムで聴いていたものだが、それでもここを境目に音楽の重みがいきおいなくなってしまうように感じる。

 マッド・モンローの「ロシアより愛をこめて」の素晴らしさには男のあたしでさえため息が出てしまうくらいだし、「ゴールドフィンガー」のシャリー・バッシーはカッコいいの一言に尽きる。サッチモやポールも素敵だ。ルルの「黄金銃を持つ男」はこれでもかと云うベタベタさの極みである。

 音源はオリジナルを使っているので、1曲目のテーマ曲はモノラル。その後の数曲も変なステレオだったり音が悪かったりするが、おかしなものを聴かされるのを考えるとはるかにマシである。

 映画と云えばアメリカと相場が決まってしまって久しいが、このようなシリーズを出している英国もなんだかんだと云いながらも旧大英帝国の底力はあるということなんだろうな。日本ではまだまだ無理だ。

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