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2009.11.16

新年度予算

 この時期になると新年度予算編成が本格的になる。財政課の査定は当分先になるのだが、一応現課では見積りを完了させる。

 財政難も深刻なようで、シーリングが厳しくかけられる。うちの部署は事業課ではなく、ほとんどが人件費等の最小限の支出なのだが、それでも容赦なく削減が求められる。研修に係る旅費で削減が求められると、規程の方法で旅費を計算しているのでそれを下回ることはできず、完全に取り止めにしないといけない状態になる。今年は調整できたが、来年はいくつか廃止にするしかないだろう。

 係長とふたりで案を練って、課長、その外の係長を交えて検討、最終的な決定となるのだが、実に辛気くさい作業である。

 こういった作業をこの10年くらい続けており、いい加減、うんざりしている。お金を扱う業務と云うのは不思議なもので、完全な積算が困難で仕方なく感覚で予算を計上すると、説明が出来ないたろうと怒られ、今度は補助でルールに則って執行しようとするなら、そんなに細かくして馬鹿じゃないかと怒られる。

 本当に他人様のお金を扱うのは神経を使うことで、疲れてしまった。そろそろ通常の業務をしたくて仕方ない。

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