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2009.10.17

三池崇史「Imprint インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~」(05)

 岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」が結構、面白く、調べてみると映像化されているようなので、中古でDVDを入手する。

 アメリカのケーブルテレビが世界のホラー映画監督13人の名匠を集めて作った「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズで三池崇史が撮ったのが、「Imprint インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~」である。60分強の長さの映画で、中編小説が原作なので、まぁ、妥当な尺である。

 アメリカ資本で作った映画なので、小説にないアメリカ人主人公以外はすべて日本人であるにもかかわらず、英語で会話されている。日本公開用に日本語吹替え版があればいいのにと思うのだが、用意されていない。

インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~
インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~

監督: 三池崇史
出演: 工藤夕貴, ビリー・ドラゴ
形式: Color, Dolby, Widescreen
言語 英語
ディスク枚数: 1
販売元: 角川映画
DVD発売日: 2007/05/25
時間: 63 分

(ジャケットを拡大)

 原作は遊女の語りですべてが進み、内容的にも映像化は難しいと思われるのだが、なかなか旨く処理してある。さらに死んだ遊女を探しに来たアメリカ人を主役にするというのが、最初、どうかと思われたが、原作を読んでいる人間にも新たな展開を見せてくれ、十分に楽しむことができる。もちろん、原作、その後に映画を見ると云う流れが好ましい。その反対の見方をした場合、どのような印象を持つか、想像できない。

 映画化した者が原作レイパーと呼ばれることが少なからずあるが、この作品に限っては割り切って問題なく楽しめる作りになっている。

 主演女優の工藤夕貴だが、メイクが濃いせいなのか、20年前の昔の面影が全くない。名前を告げられても、いまひとつ、ピンとこない。原作者の岩井志麻子も拷問者として出演しているが、これは完全に主役を食ってしまっている。見終えた後にいちばん記憶に残っているのは岩井のあのヤバい顔である。

 原作が気に入ったのなら、見て損のない1本であると思う。

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