山崎豊子原作映画『沈まぬ太陽』は10月公開
数年前に読んだ山崎豊子の『沈まぬ太陽』は何度となく映画化の話を耳にしていたのだが、ついに10月に公開になるらしい。製作発表はまったく記憶になく、今日の製作報告で映画化に実際に着手されていたことを初めて知った。
御巣鷹山での事故を含む日本航空での人事をもとに描かれた小説なのだが、全5巻ということでそこそこ長い物語である。長いにもかかわらず、そんなに中身のない話なので漫画を読むように読むことができるというのも特徴である。
しかし、これら、ひとりの男の会社人生を描いた半生記のような話を3時間を超えるにしてもどこまで描いたのか気になるところである。原作は3部構成になっており、一部ずつを映画化するのならまだしも、すべてを含むのなら一部につき1時間程度ということになり、連続TVドラマ1回分で書籍2冊分を描くと云うことになる。これはかなりの技がないと見られたものにはならない。
主演が渡辺謙。あたしが原作を読んだイメージからはもっと柔らかい感じの人だったような気がする。
公開の曉には久しく映画館で映画をみなくなったあたしも珍しく映画館に足を運ぶかもしれない。
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) 山崎 豊子 (著) |
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