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2009.05.15

読めない本

 先日入手した『日本沈没 第二部』なのだが、これが一向に読み進めない。ここ数日、毎晩眠る前にページを開いているのだが、全く乗れないのである。

 『日本沈没』は今、久しぶりに職場の休憩時間に読み返しているのだが、文庫本ではあるが日に70ページほどは読み進められているが、この第二部についてはどうもうまくいかない。

 この第二部は原案は小松左京であるものの、実際の執筆は谷甲州という人が行っているらしい。こう云うのもなんなのだが、この谷と云う人の文章が恐ろしく拙いのである。拙いというのは語弊があるから、あたしの趣味ではないというか。小松の文章はやや勿体ぶったところがあるのだが、単に状態を表現しているにもかかわらず、その背景になるようなものも匂わすと云う艶のあるものだった。SF小説にはやや似つかわしくないところがある。そういった意味で『くだんの母』は紛れもない名作となった。しかし、谷の文には奥行きもないし、さらに困ったことにリズムにも欠いている。非常に読み辛くて仕方ないのである。この人の小説家と云う生業が成り立っているのはおそらくストーリーテラーとして長けているのだろう。

 ということで、そんなに長編ではないものの、読み終えるのにしばらく時間がかかりそうだ。

日本沈没 第二部
日本沈没 第二部

小松 左京 (著), 谷 甲州 (著)
単行本: 466ページ
出版社: 小学館 (2006/7/7)
ISBN-10: 4093876002
ISBN-13: 978-4093876001
商品の寸法: 18.6 x 13 x 3.4 cm

(表紙を拡大)

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