こどもの日
昼過ぎに誰かが勝手に入ってきて、居間で何かしている。出ていっているカミさんがやってきて、自分に必要な荷物を探しているのだろう。しばらくすると部屋に駆け込んできて「兄ちゃん、遅くなった」という黄色い声。書斎を出て、居間に行くと、長男がパソコンを触っているのを次男が覗き込んでいた。どうしたんやと尋ねると「インターネットを調べに来た」という返事だった。
長男と会うのはカミさんと家を出てから初めてで、もう2ヶ月ちょっとになっていた。連休を完全にひとりで過さないといけないのかと思っていたのだが、カミさんの差し金かなんなのか判らないが、子供が訪れてくれるのは非常に嬉しい。
上の子は自転車で来ていたが、下の子は自転車に乗れず、駆けて来たらしい。300mくらい先にある小学校の近くに住んでいるらしいから、そんなに離れたところから駆けて来た訳でもないが、何か飲物がないかという。冷蔵庫に牛乳を見つけ、珍しがる電子レンジで温めて飲む。一口飲んで「この牛乳しょっぱい」というので、試しに軽く含んでみると腐っていた。あたしは牛乳を飲むと腹を下すので、ワッフルを作るためにしか牛乳を使わないのだが、ちょっと時間が経っていたようだ。すぐにうがいをさせる。
ジュースが欲しいと云うので小銭を持たせて、買いにやる。その間にホップコーンを作ったり、アーモンドをよそおったり。何か帰省した孫を迎えるじいさんのような気分である。没取していたゲーム機を出してやる。PSPを待ってましたとばかり始める長男。
マクドナルドをだしにしてふたりを海に連れ出す。特にかわったこともない、以前のような雰囲気のままで嬉しい。今となっては家族と一緒にいられることがいかに大切か思い知る。上の子が幼稚園に入るくらいまで残業続きで、「お父さん、今度はいつ来るの?」と云われたものである。
散々引っ張って、日の暮れる頃になってふたりを帰す。ひと月に一度は子供と触れあいたいものである。
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