角の時計
この4月から時計がなくなって、ちょっと戸惑っている。その時計は大きな交差点に面したビルの屋上の宣伝看板に取り付けられたものだった。新年度になって広告の契約が終わったのか、看板が真っ白になると同時に時計も撤去されていた。
出勤時にちょうど進行方向に見える時計で、15年間ほど毎日見続けていたものだった。正確かと云うと、かなりの交通量があり、おそらく日に数万人かが見ているに違いなかったのだが、数分の狂いは当たり前だった。その数分の狂いを覚えておき、時間を把握していた。車なら時計が備わっているが、バイクだと有り難い。その交差点を過ぎて、5分くらいで職場につくことができる。
看板は今日も白いままだった。次はどのような広告になるのだろう。時計はつけてもらえるのだろうか。時計をつけた広告主は個人的に必ず応援するつもりだ。
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