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2009.03.19

NHKドラマ『クライマーズ・ハイ』(05)

 原作を読むとNHKのドラマ版が無性に見たくなってしまい、DVDを入手してしまう。

 前後編と2時間半のドラマなのだが、原作を読んでから見ると、原作にかなり忠実であることを実感する。原作はふんだんに様々な要素を含んでいるが、それでも最低でも7割半程度はそれらを取り込んでいると思える。幾つかのエピソードはばっさりと切り捨てられているが、その取捨選択は非常に見事で、全体に流れるものを崩さずに保つことが出来ている。が、400ページ強ある原作故か、やや早足である印象は否めないが、何度か見ているうちにそれも馴染んでくるものである。

クライマーズ・ハイ
クライマーズ・ハイ

出演: 佐藤浩市, 大森南朋, 新井浩文, 高橋一生, 岸部一徳
画面サイズ: 2.35:1
販売元: アスミック
DVD発売日: 2006/05/12
時間: 150 分

(ジャケットを拡大)

 昭和60年8月の話なのだが、それなりに当時の雰囲気が出ているような感じがする。今ほどに小奇麗ではない頃である。地方新聞社の編集部の猥雑さは、うちの役場の事務所を見ているようだ。セットもいかにも今使っていますといったリアリティがあっていい。

 役者もそこそこ顔を持った連中を揃えている。昭和の雰囲気はかろうじて出ている。岸辺一徳と杉浦直樹は肝と云ったところになるだろう。このふたりの演者の質が悪いと作品全体の評価も比例して落ちているのではないかと思う。

 そして、タイトルバックのグラフィックがシュールで印象的。ほんの15秒程度なのだが、「最終降版になりました。最終降版になりました。最後は一面です」という背景に流れる台詞は意味不明で、怖くもある。音楽も印刷所の輪転機から出るノイズなのか、心境表現の効果音なのか判断のつかない音も付け加えられており、演出の工夫も見られる。

 NHKのドラマ版は一般的に評価は高いのだが、それに比べると昨年の原田による映画は今ひとつ思わしくない。それでもやっぱり見てみたいんだな。

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